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ロータリエンコーダ編(種類)

ロータリエンコーダ編(種類)

1. 基本構造による種類

  • ・インクリメンタル形
  • ・アブソリュート形

2. 検出方式による種類

  • ・光学式
  • ・磁気式(弊社で磁気式は取り扱っておりません。)

3. シャフト構造による種類

  • ・シャフト形
  • ・中空軸形

シャフト形は、軸がエンコーダ本体から突出した構造を持ったものである。中空軸形は、エンコーダの軸に穴があいており、
相手側の軸を直接中空軸に挿入して結合する構造を持ったもので、モータ組込用などに使用されている。

4. インクリメンタル形の出力信号の数による種類

  • ・一相出力形
  • ・二相出力形
  • ・二相出力、原点信号出力付

インクリメンタル形の出力信号は、基本的には一相出力であるが、シャフトの回転方向を判別するための二相出力形及びシャフト回転中に特定の角度にあることを知るための原点出力信号を持つ形が主流となっている。

図2に一相出力形の出力信号波形を、図3に二相出力形の出力信号波形を、図4に原点信号出力付の出力信号波形を示す。

5. アブソリュート形の出力信号コードによる種類

アブソリュート形は、シャフトの現在位置を示す角度データを出力する。出力コードにより次の種類がある。

  • ・グレイコード
  • ・バイナリコード
  • ・BCDコード

出典 : 社団法人 日本電気制御機器工業会「制御機器の基礎知識-選び方・使い方-センサ編」 2001年7月

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一部誤記修正しています。