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静電容量形近接センサ(選び方)

静電容量形近接センサ(選び方)

1. 選び方

静電容量形近接スイッチは、次の特徴があり、この特徴を考慮して選びたい。

(1)物体の透明度、光の反射状態など全く無関係に検出できる。

(2)紙、ガラス、プラスチックなど非金属製の容器内の物体が検出できる。

また、機種の選定については、一般的に次のような項目について検討する必要がある。

  • (a)動作距離
  • (b)形状、大きさと取付寸法
  • (c)使用温度範囲
  • (d)使用電源と負荷(開閉容量)
  • (e)動作サイクル周波数(開閉頻度)

2. 用途例

図22に静電容量形近接スイッチの代表的な用途例を示す。

(1) 透明検出体

ガラス、ブラウン管、レンズなど透明体の検出

(2) 流れ出し検出

水道水、廃液、あるいは粉体、粒体などが所定の場所から流れ出しているかどうかの検出。この場合、検出体が近接スイッチに付着しないようにするか、 あるいは付着程度では誤動作しない感度に設定して使用するなどの注意が必要である。

(3) 容器内物体の検出

紙、ガラスあるいはプラスチックなどの非金属製の容器内に所定の物が入っているかどうか、あるいは適正分量(レベル)まで入っているかどうかなどを検出する。

(4) レベル検出

タンク、ホッパーなどの内容物のレベルを検出する。非金属製タンクであれば(壁の厚さ、内容物の誘電率にもよるが)そのまま外側から検出することができるが、 金属製の場合には非金属製の窓あるいはバイパス管を設けるか、あるいはタンク内に固定するとかの処置が必要である。ただしタンク内に設置する場合には、 ケース及びリード線の保護に気をつけなければならない。静電容量式レベルスイッチと比較して、次のメリットがある。

  • (a)タンクの加工が不要である。(非金属製の場合)
  • (b)衛生的である。食品などの場合、電極と非接触で検出できる。
  • (c)安価である。

出典 : 社団法人 日本電気制御機器工業会「制御機器の基礎知識-選び方・使い方-センサ編」 2001年7月

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