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拡散反射形光電センサ(検出原理と特徴)

拡散反射形光電センサ(検出原理と特徴)

(1) 拡散反射形(検出原理と特徴)

拡散反射形光電形近接スイッチは、検出体自体の表面反射により動作するもので、図24に示すように検出体に光を照射する投光部(投光回路、投光素子)と、 検出体からの散乱反射光(拡散反射光)を受光する受光部(受光素子、受光回路)が一つのケースに収納された一体形の光電形近接スイッチである。

透過形やリフレクタ形のように、あらかじめ一定の間隔を光結合しておき、その遮断を検出するものとは異なり、反射板などは使用せず、一定方向からのみ、物体を検出することができる。

拡散反射形光電スイッチの特徴を表3に示す。

出典 : 社団法人 日本電気制御機器工業会「制御機器の基礎知識-選び方・使い方-センサ編」 2001年7月

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