センサの性能を十分に発揮させるためには、その特性を考慮した使い方が必要である。ここではセンサに共通する保護等級(IPコード)、ノイズ対策、出力、他の機器との接続、端子及びリード線色、故障原因とその対策について述べる。
センサには、さまざまな環境で使用され、それらの環境下で正常に動作するよう保護構造を備えているものがある。IPコードは、人体及び固形異物に対する保護と水に対する保護の程度により表され、これを規定した規格には、IEC60529(エンクロージャによる保護等級)がある。この項ではIPコードの一般的概要を述べる。
IEC60529のIP(International Protection)コードに規定されている内容を表2に示す。
IPコードの表示方法を下記に示す。
<表2 IPコード>
センサのIPコードを選ぶ場合、実際に使用される環境条件を十分検討し、下記に述べる点に注意して選択することが必要である。
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