最近では、相互干渉防止機能付きのものがあり、接近設置をする場合このタイプを選べばよい。相互干渉防止機能のない場合は注意を要する。 リフレックスリフレクタは、投光器からの光芒を入射方向へ反射するが、その反射特性上完全に平行ではなく、ある程度の拡散角を有する。 そのため接近設置は、投受光器の指向角(平行移動特性)で示されたその距離における幅のそれぞれ2倍以上離すようにする。 これは、透過形は投光部・受光部を逆に設置することで縮められるものとは異なり、投受光部と反射器を逆にしても相互干渉を防止できないためである。
検出体は、リフレックスリフレクタと投受光の光学系よりも大きくなければならない。
ポラライズドリフレクタ形を使用することで検出できる。しかし、検出体をフィルムで被うなどの偏光をみだす特性があると誤動作する場合があるので注意すること。
リフレックスリフレクタの角度:投光器よりリフレックスリフレクタに入る光の入射角は、90°±15°の範囲にあればよい。
また、面積を大きくすることで、投受光器の角度、位置調整を正確にする必要がなくなる。例えば、安全用としてリフレックスリフレクタを片方に長く並べ移動する台車に投受光器を取付けることにより接近検出(衝突防止)にも使え角度・位置調整はラフでよくなる。
リフレックスリフレクタの種類としては、表2に示すようなものであり、それぞれ厚みのある板状の物と、厚み1mm以下のテープ状の物がある。 この中で、○印の付いているものはポラライズドリフレクタ形光電形近接スイッチのリフレクタとして使用できるが、×印が付いているものは使用できない。 またテープ状の検出距離については、メーカのカタログ、取扱説明書、などを参照されたい。