近接スイッチの性能、品質に関する試験方法、判定基準は、JIS C 8201-5-2に規定されており、これに準拠している。
ただし、1999年以前に開発された近接スイッチはこの限りではない。
形式試験は、JIS規格に適合していることを検証する試験であり、項目は以下のとおりである。
この項では各近接スイッチで共通した試験であるノイズ性試験について示す。
近接スイッチのノイズ性試験は、JIS規格でEMC(電磁適合性)として耐ノイズ性(EMI)、ノイズ放射の制限(EMS)ともに規格化されており、項目は以下のとおりである。
(a)耐ノイズ性(EMI)としては以下の3項目が規格化されている。
(b)ファーストトランジェント強度(JIS C 1000-4-4による)
ポート | 周波数範囲 | 限界値 | 規格 |
---|---|---|---|
エンクロージャ | 30Mhz~230Mhz 230Mhz~1000Mhz |
10mの距離で測定して40dB(μV/m)準ピーク値 10mの距離で測定して47dB(μV/m)準ピーク値 |
CISPR11 |
AC電源 | 0.15Mhz~0.50Mhz 0.50Mhz~30Mhz |
79dB(μV/m)準ピーク値 66dB(μV/m)平均値 73dB(μV/m)準ピーク値 60dB(μV/m)平均値 |
CISPR11 |
(引用 JISC 8201-5-2:1999)
これらの限界値は、もっぱら産業用環境で使用される近接スイッチに適用される。
家庭用環境のときは、下記の警告が使用に対する指示に含まれなければならない。
通常、機械的検査と電気的操作の検証に限られている。一般に以下のような項目が実施されている。