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限定反射形光電センサ(上手な使い方)
限定反射形光電センサ(上手な使い方)
一般的な取扱いは、拡散反射形 上手な使い方による。
限定反射形は、単なる有無検出にとどまらず、小さな凹凸検出などの微小な距離変化を検出する用途に使用されたとき、その真価を発揮するため、特に次の点に配慮して使用する。
- (1)使用する機種の特性を十分に確認する。
- (2)検出体サンプルテストにより、検出の安定性を確認する。
- (3)検出体と背景物体(例えばコンベアベルト)の表面反射率や色に差をつける。限定反射形は、背景の影響を受けにくいがこの処置によって、 より安定な検出を期待できる。
- (4)調整方法により、まったく異なった検出特性となるので、機種に合った確実な設定調整を行う。特に、電気的な感度調整と光学的な動作領域調整の双方を有するものでは、 まず、光学的な動作領域を設定し、その後、電気回路の感度調整を行うのが望ましい。
出典 : 社団法人 日本電気制御機器工業会「制御機器の基礎知識-選び方・使い方-センサ編」 2001年7月
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一部誤記修正しています。