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光電センサ全般(入出力回路)

光電センサ全般(入出力回路)

入出力回路については、「共通 ■センサの上手な使い方 3.出力」にて解説しているが、光電形近接スイッチに独自またはその他の入出力回路について解説する。

1. アナログ出力

アナログ出力には電流出力形(例 4~20mA)、電圧出力形(例 1~5V)及び専用の制御装置と組合せて使用するものがある。(アナログ出力式の商品情報は掲載しておりません。)

2. その他の入出力

(1)自己診断出力

自己診断/余裕度/アラームなどと呼ばれている出力で「安定入光/安定入光・安定遮光/不安定入光・不安定遮光」などの入光量状態を単独または組合せにて出力するもの。

不安定入光・不安定遮光の光量測定レベルの例を示す。

  • ・動作レベルの+15%以下
  • ・復帰レベルの−15%以上

(2)同期線

相互干渉を防ぐために、投光器、受光器のタイミングを同期させるためのものである。
(同期線付きは弊社では取り扱っておりません。)

(3)外部診断入力/外部診断出力

投光器側で、投光器の機能診断あるいは投光する光量を制御するための入力を外部診断入力、それに対応した受光器側の出力を外部診断出力という。外部診断出力は通常の出力で兼用する場合が多い。

(4)通信

最近では光電形近接スイッチの多機能化に伴って通信機器を装備したものも現われてきている。

その他の入出力は統一した規格がなく製造業者独自のものが多いため内容を確認された上でご使用願いたい。

出典 : 社団法人 日本電気制御機器工業会「制御機器の基礎知識-選び方・使い方-センサ編」 2001年7月

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一部誤記修正しています。