基本的な特性は、拡散反射形のものと同様であるが、光学的な検出特性に一部差異がある。つぎにその主なものについて述べる。
この特性は図32に示す光学系の特性によって、距離の変化に対する受光出力の変化が急峻であり、一般に応差が小さい。 したがって、動作領域外の反射物体などによる背景光の影響は少ない。小さな凹凸検出への使用では、この特性の動作レベルと復帰レベルを確認し、 検出の安定度が十分に得られるかどうかを考慮する。また、動作点は図34のA及びBの2箇所となり、双方で検出特性が反対となるため使用時に注意を要する。
拡散反射形の動作領域特性とは異なる。動作領域特性を図35に示す。
拡散反射形と同様、検出体表面の反射光を検出するため、材質の表面状態により動作距離の特性は変化するが、拡散反射形に比較して変動の幅が少ない。特に狭視界形は、図36のように、中心動作距離上に一定幅で分布する特性となる。