本文

共通編 近接スイッチとは

1. 近接スイッチとは

(この「近接スイッチとは」項にある近接スイッチは弊社でいう近接センサだけでなく、光電センサ、ロータリエンコーダも含む。)

センサの中で物体の接近及び、近傍の物体の有無を非接触で検出するものを総称して近接スイッチと呼んでいる。JIS規格(JIS C 8201-5-2)では、金属の存在を検出する誘導形近接スイッチ、金属及び非金属物体の存在を検出する静電容量形近接スイッチ、音響反射物体を検出する超音波形近接スイッチ、物体の存在を検出する光電形近接スイッチを近接スイッチと定義している。

窓、扉、蓋などの開閉状態の確認から、高度な自動組立てラインでの位置検出、タイミング検出、欠品、計数管理など、応用範囲は広い。

マイクロスイッチやリミットスイッチのように可動部を持ち検出対象に接触し機械的なエネルギーにて接点を開閉するものに対し、非接触で物体の有無を検出するので高速応答、長寿命、高い信頼性が期待できる。

なお、JIS規格(JIS C 8201-5-2)は国際規格(IEC60947-5-2)に準拠して規格化されている。

出典 : 社団法人 日本電気制御機器工業会「制御機器の基礎知識-選び方・使い方-センサ編」 2001年7月

掲載の記事・写真・図表などの複写及び無断転載を禁止します。 著作権は社団法人 日本電気制御機器工業会に属します。
一部誤記修正しています。