新しい自動化 生産様式の提案
SMT生産ソリューション

フルオートメーションを目指すSMT自動化生産ライン

1. 1. 専用ローダとAMRを用い、部材の搬送・補給と段取り替えからオペレータを開放

2. 2. 冗長性の高いシステム設計で、ユーザ毎に変わる設置環境の差異に対応

3. 3. フィーダーの搬送と移載の自動化により、SMT実装ライン人員を削減（2名⇒1名）

SMTの実装の製造ラインでは、従来から実装機の自動化はすすんでいましたが、印刷機へのメタルマスク、実装機に供給する部材をいれたフィーダの搬送・交換はオペレータによる作業が必要でした。FUJI様では工場全体の省人化と、その先の無人化を見据え、これらのオペレータ作業の自動化に取り組まれています。

FUJI様が実現された"Smart Factory Platform”システム上において、実装機搭載のスマートローダーとＡＭＲにより部品段取り替えと部材補給作業からオペレータを開放しました。
映像ではフィーダの搬送と交換の様子についてご覧になれます。スマートファクトリーのイメージをご確認ください。

開発面で苦労された点としてはユーザ設置のAMRとは異なり現場合わせができないため、システムを導入先のユーザ様環境においても再現性を持つ冗長性の高い設計が必要でした。また新たな搬送対象が追加されても対応できるよう、基本システムは汎用性をもたせた設計になっています。

実際にシステムを導入されたユーザ様の実装工程では外段取りの材料セットなどオペレータ作業が必要なところはありますが、SMT生産計画・プログラムの最適化と部材搬送・自動段取り替え効果により、２人をかけていたシフトを１人に削減することができました。

ハード開発を統率された岩﨑課長からは『SMTラインの自動化を着実にすすめていき、動き続ける生産ラインの構築する』。システム開発を指揮された森田課長からは『引き続いて工場全体の最適化までを視野にいれたソリューション開発をすすめていく』と将来への想いを熱く語っていただきました。