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セーフティソリューション

  • パフォーマンスレベル(ISO 13849-1)
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安全機能と危険源の整理

リスクアセスメントで挙げられるリスク低減方策は複数あるのが一般的です。そのうちパフォーマンスレベルは制御に基づくリスク低減方策、すなわち安全機能に求められるものです。

ここで一つの機械の中の複数の安全機能の系統から、それぞれのPLを整理する考え方を解説します。

下のような装置を例に考えてみます。レーザ光源(失明の危険)とコンベア動力(巻き込まれ)という二つの危険源があります。

同じ装置に複数の安全機能がある場合

これらの危険源に対して

  • 非常停止スイッチが押されたらレーザ光源を遮断する
  • 非常停止スイッチが押されたらコンベア動力も遮断する
  • 可動ガードが開かれたらレーザ光源だけを遮断する
  • セーフティライトカーテンが遮光されたらコンベア動力を遮断する

というリスクの低減方策を採ったとします。この装置の安全機能の系統を整理すると下の表のようになります。

装置 危険源
レーザ光源 コンベア動力
リスク低減方策 非常停止スイッチ 系統1 系統2
可動ガード 系統3 -
セーフティライトカーテン - 系統4

ひとつのリスク低減方策が複数の危険源に対する方策を兼ねる場合は、別々の系統の安全機能として整理します。

PLの評価はこれら安全機能の「ひとつひとつの」系統に対して行います。したがって、複数の危険源や複数のリスク低減方策を持つ機械のPLはひとつではありません。実際の機械で安全機能が複雑な場合でも、このようにリスクの低減方策と危険源の関係を整理してからPL評価に着手することをお勧めします。