安全入力機器
セーフティスイッチ

安全入力機器の中でも、インターロックや非常停止、モード切り替えなど様々な用途に用いられるのがセーフティスイッチです。
直接開路動作と呼ばれる機構や無効化がされにくい構造により、安全側に働くように設計されています。

セーフティスイッチの特徴

直接開路動作機構

接点の開閉により安全信号を伝達するセーフティスイッチに用いられる機構です。接点溶着を起こしても、アクチュエータを動作させることにより接点の開離ができる特徴をもちます。IEC 60947-5-1では、Direct Opening actionと記載されています。

  • 溶着発生

    ①溶着発生

  • 引きはがし中

    ②引きはがし中

  • 引きはがし完了

    ③引きはがし完了

直接開路動作機構をもつ接点は、接点の閉じ方向に接点溶着力相当の力(10N)が加えられた状態でも、アクチュエータを規定の操作力(DOF: direct opening force)で規定の動作距離(DOT:direct opening travel)分移動させれば開路することができます。
開路した後の接点間のギャップは、規定のインパルス耐電圧をクリアできる絶縁性能をもつ必要があります。

セーフティスイッチは、その用途に応じていくつかの種類に分けられます。種類ごとの特徴については以下のページをご覧ください。