「読む」コードリーダ
トレーサビリティの厳格化に伴い、部品に直接コードを印字するダイレクトパーツマーキング(DPM)が幅広く取り入れられるようになっています。その対象は重要管理部品に限らず、ラベルが貼れない小さな部品や熱処理され表面状態が変わる部品などにも広がっています。このような部品に印字されたコードを後工程で読むコードリーダには、次のような要望が増しています。
ご要望
- 既存の設備を変えることなく個体管理を強化したい。
- 離れた場所からコードを読取りたい。
- 様々な素材にDPMされているコードを読取りたい。
オムロンからの提案
オートフォーカス・マルチコードリーダV430-Fシリーズ
クラス最小サイズ*のマルチコードリーダ
*オートフォーカス機能付き固定式マルチコードリーダ、120万画素以上のクラスの場合。
2019年10月現在、当社調べ
フレキシブル設置
クラス最小サイズ
500万画素では最小サイズで、既存装置への追加、小型化が進む新規設備にも自在に設置できます。
斜め読取り
コードの正面に設置するスペースがなくても最大斜め30°*から読取りできます。
* 当社指定条件による代表値です。実際のご使用においては事前に実機でのご確認をお願いします。
”長寿命”オートフォーカス
液体レンズだから回数制限なし
メカ式フォーカス機構を搭載したコードリーダは、一般的にオートフォーカスを数万回繰り返すと、駆動部やモータの劣化により壊れてしまいます。
しかし、駆動部がなくモータも必要としない液体レンズを採用したV430-Fは、オートフォーカス回数に制限がなく”長寿命”でお使いいただけます。
液体レンズは電圧印加により水と油の形状を変え、光を屈折させることで焦点位置を自在に変えられます。(右図a)
さらにV430-Fのコード探索アルゴリズムにより的確に対象物に焦点を合わせます。(右図b)
万が一のトラブル時にも安心
どのデバイスからもWebブラウザですぐに確認
V430-Fは、本体に設定ソフトウエアがインストールされています。トラブル時に設定ソフトウエアがインストールされたパソコンを探したり、バージョン管理をしたりする必要がありません。
どのパソコンからも、またタブレットからでも、Webブラウザにより簡単に確認可能です。
汚れた時もカバー簡単取り替え
トラブルを未然に防ぐ
印字品質評価機能を搭載
印字品質指標の相対的な変化とその変化要因をインラインで確認することができます。
- 対応規格
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- ISO/IEC 15415
- ISO/IEC 15416
- ISO/IEC TR29158
- (AIM DPM-1-2006)*2
- ISO/IEC 16022