「検証」コード検証機
コードの印字品質を、出荷前にグローバル基準で検証できる機器です。トレーサビリティ意識の高まりとともに、製品に個体識別IDを付与するケースが増加している一方、印字品質が落ちていることに気づかないまま出荷してしまうケースが増えています。
また、各国の規格でコード検証を行うことが義務づけられていたり、納品先から確実に読み取れる高ランクコード品質を要求されるケースが増え、近年は次のような要望が増しています。
あなたの製造現場でこんなお悩みありませんか?
コードの読み取り不良が原因で、
返品が増えている……
購入した部品のバーコードを
誤読したり、読み取れない……
社内で読み取り失敗が頻発して、
⽣産性、歩留まりが低下……
業界規定に合わせた
検証の必要性に追われている……
そのお悩み、オムロンのコード検証機にお任せください!
印字直後にコードの規格準拠と
品質を確認することで、歩留まり改善
出荷前に印字グレードを検証することで、
返品やクレームを削減
発⽣したトラブルの原因を即座に特定。
改善の手間を削減
コード検証機とは?
印字品質を数値化して管理するバーコードの採点機
バーコードや2次元コード(QRコード)が、規格通りに印字されているかを評価する機器がコード検証機です。印字品質を複数の観点から定量的に評価することで、品質が悪いコードが市場に流出することを防ぐことができます。近年、国や業界の規制でコード検証を行うことが義務付けされる動きが進んでおり、バーコードシステムにとって極めて重要な役割を果たします。
国際規格に準拠した検証でコード品質をチェック
読み取り装置や読み取り環境に左右されない客観的な品質チェックができるよう、検査項目や点数の算出は国際規格ISO 15415/15416、ISO 15426-1/15426-2、ISO/IEC 29158などで定めれています。コード検証機は、これらの規格に則りコードの印字品質をチェックします。
バーコードの印字不具合の原因特定
複数ある検査項目の採点結果を個別に確認できるので、印字品質に問題ありと判断された場合の原因特定に役立ちます。これにより、印字不良原因の特定工数の短縮や読み取り不良によるライン停止の未然防止に役立ちます。
ISO規格準拠のコード検証機の重要性が⾼まっています!
オムロンのコード検証機が選ばれる理由
ISO/IECをはじめとする国際規格に準拠
- ・印字コードの読み取りや品質不良をグローバル基準で検証
- ・ダイレクトパーツマーキング(DPM)の検証も可能
ISO/IEC 15415/15416、GS1、HIBC、USPSなどの規格に準拠してコードをオフライン検証することができます。紙やラベル印字はもちろん、難読コードとされるダイレクトパーツマーキング(DPM)といった、ほぼすべてのバーコード/2次元コードの検証が可能です。
デスクトップ型 |
LVS-9510シリーズ |
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ポータブル型 |
LVS-9580シリーズ LVS-9585シリーズ |
コードの不良箇所を特定
- ・コード不良による返品発⽣時の迅速な原因分析を実現
- ・⽣産ロス・ダウンタイムを未然に防⽌
印字品質のキーとなるコントラスト、モジュレーションを1つ1つのセルに対して詳細に分析できます。コード不良の箇所は⾊分けや数値で表⽰されるため、不良原因をすぐに特定することができます。
複数コードの同時検証
- ・検査⼯数を削減
ソフトウエアをアップグレードすることで、1枚のラベルに印字された複数のバーコードを同時に検証し、GS1アプリケーション識別⼦(AI)の内容を確認することができます。
客先提出⽤のレポートを⾃動作成
- ・バーコードシステムの確実な信頼性を確⽴
- ・契約時などのコンプライアンスを証明
検証結果は外部ファイルに出⼒することができ、目視確認⽤にはHTML形式、ログ保存⽤にはCSV形式を選択できます。また、運⽤⾯では納品時の品質レポートとして添付したり、検査のエビデンスとしてサーバに保存しておくといった利⽤⽅法が考えられます。
イメージャ型コード検証機のパイオニアが
トレーサビリティを守ります!
- ・他業界よりも早い時期からISOが定める厳格な印字品質が求められた医療⽤医薬品・医療機器業界で、豊富な実績があります。
- ・世界初*1の2次元コードの検証に対応するイメージャ型コード検証機を開発した実績があります。
*1.2022年3月時点、当社調べ
よくある質問
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A
紙・ラベル⽤1次元コードを検証するためのISO/IEC 15416(対応するJIS規格:JIS X 0520)、紙・ラベル⽤2次元コードを検証するためのISO/IEC 15415(対応するJIS規格:JIS X 0526)、ダイレクトパーツマーキング(DPM)⽤2次元コードを検証するためのISO/IEC 29158などの国際規格に準拠しています。
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A
定期的にキャリブレーション(校正)を⾏うことにより、検証機を常に規格に準拠した状態に保つことができ、検証機の正確性を担保できます。検証機の精度基準に関する機能要件は、ISO/IEC 15426-1などの検証機適合仕様で規定されています。
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A
コード検証機には、反射率などの特定の測定値が得られるコードが印刷されたキャリブレーション⽤カードが付属しています。このカードに印刷されたコードをコード検証機で検証し、その際の測定値が許容範囲に⼊るようにキャリブレーションします。キャリブレーション⽤カードは、2年を⽬安に交換する必要があります。