RFIDとは
掲載内容
1. RFIDとは
2. RFIDの種類
- 周波数による違い
- 駆動方式による違い
- バックスキャッタ方式のしくみ
3. オムロンのRFIDの特長
- 交信距離保証(V640/V680/V680Sシリーズ)
- 見える化
- 電波法対応
- 読みすぎ排除技術(V780)
4. ご使用にあたっての注意点
- リーダライタ/RFタグ取り付け時の注意点
- 交信時間
- 構内無線局の免許手続きについて(V780)
5. RFIDの規格
6. 用語解説
1.RFIDとは
RFIDとは
人やモノを自動的に識別することを自動認識(AUTO-ID)と呼びます。身近な例では、商品を識別するバーコードや、スマートフォンで人を識別する指紋認証などがあります。
様々な自動認識の中で、無線を利用したシステムをRFID(Radio Frequency Identification) と呼び、RF タグに記録された情報をリーダライタを使って読み出すことができます。
RFタグ
データを記録
無線を利用
(Radio)
リーダライタ
データをRFタグから読み出し
(または、RFタグへ書き込み)
特長
- ①汚れに強い。
- ②リーダライタの目の前にRFタグがなくても読み書きできる。(無線エネルギーが届く範囲であること)
- ③データの書き込みができる。
汚れに強い
交信領域内であれば読み書き可
書き込みできる
身近なRFIDの用途
RFID の特長を活用し、様々なアプリケーションに使われています。
- ①駅の改札
SUICAに代表される交通系カードがRFタグです。
カード内の情報を読み、改札の制御をしています。
また、書き換えができる特長を活用し、チャージ情報などを保存しています。 - ②食堂での精算
食堂で利用される、食器すべてにRFタグを取り付けることで、無人で自動精算に利用されています。 - ③店舗での商品管理
大手アパレルメーカでは、各商品にRFタグをつけ、棚卸の効率化に利用されています。
2025 年までに、コンビニで扱われる全商品へRF タグの取り付けが経済産業省で検討されており、今後ますます、私たちの身近なところでRFID が利用されていく計画があります。