返品・リコールリスク低減
ISOに基づいた印字品質検証によるコード品質担保
課題
納品先の工場でパーツに印字したコードを読取れない
最終製品を構成する各部品にラベルに印刷されたコードやDPMコードをつけることで、製造プロセスやサプライチェーン全体を通したトレーサビリティが実現されています。リコール発生時には、このプロセスによって欠陥のある製品を追跡することができます。しかし、一部が欠けたコードやマーキング不良のコード、コントラストが非常に低いコードなどが紛れていると、バーコードリーダで安定して読取ることができず、このプロセスを維持することができないため、次のような課題が発生します。
・パーツのシリアルナンバーと最終製品のシリアルナンバーの紐づけができない
・製品不良として返品される
・サプライヤとしての信頼性を落とす
・(社内の場合)パーツ工場への問い合わせや返送などの手間が発生

解決策
ISO規格準拠のコード検証機
コードには国際規格(ISO)で定められた印字ルールがあります。検証機はコードが印字規格に沿っているかを項目ごとに精査し、コード品質を検証します。検証方法もISOで定められており、その方法で検証することで、国際規格に基づいた方法でコード品質を検証できます。
たとえば、次のようなパラメータで品質を精査しています。

エッジデタミネーション(1Dのみ)
バーコードのバーが途切れることなく線で描かれているか。

シンボルコントラスト
バー(またはセル)とスペースの濃淡がはっきりでているか。

モジュレーション
バー(またはセル)のエッジがはっきりしているか。

固定パターン損傷(2D)
固定パターンがしっかり描かれているか。

グリッド不均一性(2D)
2DコードのX軸とY軸が垂直に交わり、ゆがんだりしていないか。
効果
ISO規格準拠のコード検証機を使用すれば
- 国際規格にのっとった検証機により、絶対的なコード品質を検証できます。
- 万一印字グレードが悪い時には出荷前に改善できます。
- 納入先でも読取れ、車としてのトレーサビリティをスムーズに行うことができます。
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