機器コスト抑制
多品種混流生産ラインでのコード読取り
課題
読取り距離の異なるコードが複数あるため、レンズがすぐに摩耗して故障する
多品種化に伴い、コード位置が品種ごとに異なる状況で読取りが必要なケースが増えており、フォーカスを合わせる頻度も増えています。また1つのワークの中にある高さの異なる複数コードを読取るためにはその都度フォーカス合わせを行います。
メカ式オートフォーカスではメカ機構摩耗によりレンズ寿命が短くなり、交換が頻繁に必要です。

多品種ラインにおけるコード位置の変化

焦点の異なる複数コード読取り
解決策
機械的な摩耗がない長寿命な液体式オートフォーカスを搭載したコードリーダ
液体式オートフォーカスは油と水の性質を利用して、屈折率を自在に変える技術を使用しています。
メカ機構よりも耐久性の面で優れており、交換回数を大幅に削減できます。
液体レンズ式オートフォーカス

レンズに水(水溶液)と油の2種類の液体と電極を封入し、電極に電圧を加えることで、水溶液が電極に集まろうと油を押し、油と水の接地面形状が変化する性質を利用しています。
メカ式オートフォーカス

メカ式のようにモーター等の駆動部を必要としないため機械的な摩耗がなく、耐久性に優れています。
効果
液体レンズ式オートフォーカスのコードリーダを使用すれば
- 交換回数を大幅に削減することにより機器コストを抑制できます。
- 突然の故障による生産ライン停止を防ぐことができます。
この課題を解決する商品

*オートフォーカス機能付き固定式マルチコードリーダ、120万画素以上のクラスの場合。
2019年10月現在、当社調べ