多層基板の製造現場で9時間/日の
搬送負荷を削減したモバイルロボット

導入事例:
OKIサーキットテクノロジー株式会社 様

商品名:モバイルロボット「LDシリーズ」

搬送省力化・自働化情報化

スマート工場実現:生産性10%向上につながった搬送の自動化

  1. 1.人が行っていた搬送工数を生産業務に充当する取り組み

  2. 2.工程内滞留を削減し、生産性10%と生産計画の実行精度を向上

  3. 3.現場と成果を共有しながら拡張し、工場全体の活動に進化

山形県鶴岡市に本社があるOKIサーキットテクノロジー株式会社様*が導入したモバイルロボット活用の事例です。
同社の鶴岡工場においては、多品種のプリント基板の製造が行われています。

多くの製造プロセスは自動化されていますが、プリント基板の製造工程は、多層化するほどNC加工、銅めっき、露光やエッチングに加え中間検査など複雑に異なったプロセスを重ねていくため、製品完成までの搬送回数・距離は増加していきます。

OKIサーキットテクノロジー株式会社様では、生産人員不足への対応として工程間搬送にモバイルロボットを活用することで、作業者の負荷軽減と生産性の向上に結びつけることができました。
具体的には、モバイルロボット3台の導入により、9時間の搬送、1日あたり30kmの搬送工数を自動化されています。
搬送頻度を上げることで工程内滞留をなくして設備の稼働率を高め、結果として10%の生産性向上を実現されました。
さらに、(モバイルロボット管制システムの)見える化により、生産計画の実行精度が向上しています。

この搬送の自動化は、OKIグループの目指すDX化(スマート工場実現)の一翼をになう活動としてスタートし、展開していくなかで現場からも積極的なルート増設の提案がされるなど、現在では工場全体の取り組みとなっています。

動画のインタビューでは、モバイルロボットによる搬送自動化について、管理者、エンジニア、生産オペレータの各視点から、導入取り組みの内容とその成果について語っていただき、将来的には工程間搬送のすべてをモバイルロボットに置き換える構想が進んでいます。

* OKIサーキットテクノロジー株式会社様

プリント配線板、電子装置および電子部品の設計、製造、組立および販売をおこなうOKIグループ企業です。
ISO9001、JIS-Q-9100、ISO14001、UL、防衛省、JAXA(宇宙航空研究開発機構)といった宇宙航空技術に関する認証/認定を取得。
人工衛星にも使われるほどの高密度・多層基板の製造を得意とし、その微細加工技術と品質に定評のある有力企業です。



**「AMR」
AMRとは、Autonomous Mobile Robotの略称で、従来型のAGVに必要な磁気テープなどのガイドや軌道を不要としたロボット自己位置の推定機能(SLAM)を持つ自律走行型の搬送ロボットです。
また、SLAMとは、Simultaneous Localization and Mappingの略称で、オムロンのモバイルロボットに標準搭載されている機能です。