パーツフィーダとは
パーツフィーダとは、“部品供給装置”と呼ばれ、加工・組立ラインにおける部品の供給作業を自動化するために使われる装置です。一般的な“パーツフィーダ”は電磁力により、各種形状をもつボウルに微小な振動を与え、ワークにあった細工を施したガイドに従って、整列・移動を実現します。
一定の姿勢に整列させるには、ワーク材質、質量、形状に合った細工(ガイド)を施す必要があるため手作業による加工・調整が必須となります。なお、この細工を施す作業は難しく、熟練の技が必要で、調整に時間がとられます。また材質、質量、形状が異なるワークを整列させるには、ガイド構造やパーツフィーダ自体の変更が必要となる場合もあります。
オムロンの“AnyFeeder” ※(パーツフィーダ)は「弾く」「前進」「後退」動作でワークをばらします。さらにカメラシステムと組み合わせることでワークの表裏・向きを認識し、産業用ロボットなどでピッキング&整列するシステム一式を実現することができます。
一般的なパーツフィーダのような“整列工程”がないため、ワークの形に左右されず調整時間や設備製作の工数削減に貢献します。
一般的なパーツフィーダ
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パーツフィーダ単品でシステム構築できるためローコスト
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専用機としての運用が可能
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詰まるのを防ぐために、供給する部品の量の管理が必要
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部品ごとの調整が必要になるがスキルと経験が必要
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機械調整に時間がかかる
AnyFeeder(パーツフィーダ)※
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ビジョンカメラ、ロボットとの組み合わせによる完全統合システムを実現
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1台で様々な形状のワークに対応
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ワーク交換が簡単なため、頻繁に段取り替えのある多品種少量生産に最適
※AnyFeeder(パーツフィーダ)は、FlexFactory社製の商品です。AnyFeedr単体での販売はしておりません。当社製各種ロボットやビジョンシステムとのセットでの販売となります。
* 2025/03 受注終了予定 推奨代替商品(フレキシブルパーツフィーダ iPFシリーズ)