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セーフティソリューション

  • 安全のヒント
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29 法律と規格の関係について

法律と規格を混同する場合がよくありますが、似ているようで違います。

日本の例では、労働安全衛生法が法律で、JISが規格に該当します。
欧州の例では、機械指令が法律で、ENが規格に該当します。

法律は、その国で最低限守ることを決めたもので、場合によっては罰則があります。内容は曖昧な記述や具体性に乏しいことが多く、最終的な適合判断は司法によって行われます。

規格は、標準と読み替えることができます。標準とは、一般的に、安全性や互換性に関わる性能や形、寸法などの判断基準となるものです。

法律は遵守することが必須ですが、規格は任意です。任意だから遵守しなくてもよいというわけではありません。規格の活用は、Best Effort(最善を尽くす)により設計・製造をするという「Product Liability Prevention (PLP)」の観点で非常に重要です。

欧州では機械指令などの各指令を補完するために、整合規格が公表され、指令適合の根拠として規格を活用する運用がなされています。