リスクの見積もり方法について

リスクアセスメントのリスク見積もり方法について解説します。
リスクの見積もり方法はいくつかありますので、代表的なものをご紹介します。

  • 選択法
    ISO 13849-1で示される代表的な方法です。「怪我の重大性」「危険にさらされる頻度」「危険を避けうる可能性」が大きいか小さいかを選択して、最終的なリスクを求めます。
  • マトリクス法
    もっとも簡便な方法です。2つのパラメータの組み合わせでリスクを決定する方法です。SEMIガイドラインでは「発生の可能性」と「重篤度」の組み合わせの方法が示されています。
  • 加算法
    いくつかのパラメータに点数をつけ、その合計でリスクを決定する方法です。選択法やマトリクス法に比べて、細かく算出できますが、パラメータ数や分け方を多くすればするほど煩雑になります。
  • 積算法
    いくつかのパラメータに点数をつけ、それぞれを掛け算してリスクを決定する方法です。英国HSEで用いられている方法です。加算法に比べて、パラメータの重みづけによる差が大きくなるため、より現実に即した判断が可能ですが、判断基準の作成が大変です。

リスクアセスメント-1

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