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電力・機器用保護機器 監視リレー用語解説


交流電源(電圧・電流)や温度などのアナログ信号を監視し、警報しきい値を基準に判定することで機械や設備の異常を検出しま す。 また、入力信号が異常状態となった時にリレー接点で警報信号を出力することで、機械や設備が壊れる前に止めることがで きます。ここでは監視リレーの用語を解説します。

関連情報



●逆相保護

三相電源(3本線)の誤配線で、モータ逆回転を防止すること

●欠相保護

三相電源(3本線)の断線によるモータ焼損防止、電源監視

●過電流

装置(モータ)に定格値以上のオーバー電流が流れること

●不足電流

装置(モータ)の異常な軽負荷運転状態のこと
(水中ポンプの空転)

●過電圧

装置に定格以上のオーバー電圧が加わること

●不足電圧

装置に定格電圧が加わっていない状態のこと

●電圧不平衡

三相電源(3本線)の電圧アンバランス状態のこと

●液面制御

電極棒式を用いた液面制御リレーの意味
(形61Fと同じ機能)

*導電式レベルスイッチ、フロートなしスイッチと呼ばれている

●温度警報器

温度異常を警報するリレー(PID制御機能を搭載していない)

●単相電源

電線が2本の電源のこと
例.家庭用の扇風機
  家庭用単相電源はコンセント2本で、扇風機のモータが動きます。
単相電源は2本の電線を使います。

●三相電源

電線が3本の電源のこと
例.産業用ベルトコンベヤ、クレーン等のモータ
  産業用モータは、ほぼ三相です。
工場で使われる動力機器(モータ、ヒータ)は三相交流(400Vまたは200V)で動作するものが大部分です。

*モータ以外にヒータでも、単相用、三相用が存在します。

●逆相

三相モータへの電源配線を逆にした場合には、モータが逆回転します。

●欠相

三相モータへの配線が断線していたり接続漏れがあった場合には、モータの既定の出力が出なくなります。


最終更新日:2024年04月22日