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電力・機器用保護機器 監視リレー概要


交流電源(電圧・電流)や温度などのアナログ信号を監視し、警報しきい値を基準に判定することで機械や設備の異常を検出しま す。 また、入力信号が異常状態となった時にリレー接点で警報信号を出力することで、機械や設備が壊れる前に止めることがで きます。ここでは監視リレーの概要を解説します。

関連情報


監視リレーとは

機器保護を行う制御機器としては、「どんな異常」を監視し警報信号を出すのかによって、さまざまなものがありますが、基本的な機能は、入力信号を受けて監視・判定をし、設定した値(しきい値)に達すると警報信号を出力します。
監視リレー(警報リレー)は、万が一のトラブル(過電圧や過電流異常など)に備えて、重要な装置/製品を守ります。
交流電源(電圧・電流)や温度などのアナログ信号を監視し、警報しきい値を基準に判定することで機械や設備の異常を検出します。 また、入力信号が異常状態となった時にリレー接点で警報信号を出力することで、機械や設備が壊れる前に止めることができます。

●動作例

●監視リレー

当社監視リレー(K8シリーズ)はこんなお困りごとを解決します。
(1)装置が壊れる前にアラームを出したい。
(2)電源系統の品質が安定しないので、保護したい。
(3)ヒータの過昇温を防止したい。
(4)電極棒式の水位制御で制御盤を小型化したい。
(5)海外の安全規格に対応した監視リレーがほしい。*

* 対応規格につきましては、各商品のカタログ(データシート)をご参照ください。

動作説明

●電圧監視リレー 形K8DT-VSの例

監視リレーの導入場所と役割

工場の生産現場では、さまざまな機械装置が動いています。
このような産業用機械は、生産ラインの中でモータやヒータの動力源として使われるため、何らかの不具合があった時には、生産物に不良が発生したり、時には生産設備が壊れたりすることがあります。
このように、産業用機械や生産設備の電源主回路の状態監視を行い、交流600V以下の低圧の過電流や過電圧などの異常から機器を保護することを機器保護といいます。
オムロンではこれら機器保護するための商品を監視リレーと呼んでいます。

※交流600Vを超える高圧の過電流や過電圧を保護する商品のことをオムロンでは電力保護継電器と呼んでいます。

監視リレーのタイプ

監視リレーには以下のタイプがあります。

用途例

●モータ保護

K8DT-A□/-V□/-P□タイプ

●温度警報器

K8DT-THタイプ

●水位制御

K8DT-LSタイプ

監視リレーの分類

当社、K8シリーズは以下の通り分類されます。


最終更新日:2025年04月14日