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無停電電源装置(UPS) 概要


無停電電源装置(UPS) は、機器やシステムを停電や落雷などの電源トラブルから守る電源バックアップ用機器です。ここでは無停電電源装置(UPS) の概要を解説します。

関連情報


無停電電源装置(UPS)とは

無停電電源装置(UPS=Uninterruptible Power Supply)とは、機器やシステムを停電や落雷などの電源トラブルから守る電源バックアップ用の機器です。UPSの導入は、「瞬低」「停電」など生産現場で起こりやすい電源トラブルの解決に貢献します。

役割

瞬低や停電の発生により機器への電源供給が止まってしまうと、PCやレジなどの機器が異常終了した状態になり、ハードディスクの破損やデータの損傷を招いてしまうことがあります。UPSは瞬低や停電が発生した時に、一定時間、電力をUPS内蔵のバッテリから供給することで、機器や大切なデータを守る役割を担います。

分類

UPSは大別すると「DC入力/DC出力タイプ」と「AC入力/AC出力タイプ」とがあります。バックアップする機器の電源種類や負荷容量などに応じて、最適なUPSを選択します。また、スイッチング電源を組み合わせることで選択肢がさらに広がります。

入力電源がDCの機器をバックアップするなら、DC-DCタイプのUPSが最適です。

入力電源がACの機器をバックアップするなら、AC-ACタイプのUPSが最適です。

仕組み

通常時は入力電源をそのままバイパスして出力します。停電や瞬低発生によるバックアップ運転時には、バッテリからの電力供給によるインバータ運転に切り替わります。

選定方法

UPSでバックアップする機器の消費電力(W)を確認し、それより大きい出力容量のUPSを選んでください。

《選定例(DC-DC)》

《選定例(AC-AC)》


最終更新日:2024年09月02日