軸流ファンとは、様々な用途・場所で安定したクーリング(冷却)を実現する機器です。
機器内の温度が上昇すると内部部品の寿命が短くなり、最悪の場合、故障につながります。
特に発熱する機器や部品は、熱の影響を大きく受けてしまいます。
機器内部品を長期的に使用いただくうえで、「機器内の冷却」、「ファンの選定」は非常に重要です。
オムロンの軸流ファンは以下の通り分類されます。
ファンの選定手順
①装置内の発熱量Wを見積ります。
②装置内の許容温度上昇値ΔTを決定します。
③必要風量Qを試算します。
④装置内の通風性、または過去のデータによりシステムインピーダンスを推定します。
⑤P-Q特性よりファンを選定します。
⑥装置に取りつけ、温度上昇を測定します。
⑦測定の結果、冷却効果が不足の場合再検討を行います。
ファン選定は上記手順で行いますが、実際はシステムインピーダンスを求めることは難しいため、
一般的には最大風量が必要風量の1.3倍~2倍あるファンを選定します。
(目安として、システムインピーダンス 小の場合:1.3倍、中の場合:1.5倍、大の場合:2倍)
選定したファンを装置に取りつけ、温度上昇を測定し、冷却効果不足の場合は再検討を行います。
接続例
*センサを計測対象もしくは、盤の上部へ取り付けてください。