系統間短絡検知機能

セーフティリレーユニットやセーフティコントローラには、安全入力の系統間短絡監視機能*1があります。

*1. 系統間短絡監視とは、安全入力が2系統あり、それぞれの配線が短絡していないか検知する機能です。

セーフティコントローラの場合

系統間短絡監視機能を実現するために、入力系統1(T11-T12)と系統2(T21-T22)が図1のようにパルス信号で監視できるように作られています。
それぞれの系統には周期の異なるOFFパルス信号がT11,T21から出力されています。それらを、入力端子T12、T22が受け取り、パルスの周期が正常であることを確認しています。もし、系統1と系統2が短絡した場合、それぞれの系統に正常なパルス信号が流れなくなるため、異常と判断します。

図1

リレーユニットの場合

安全入力の系統1(T11-T12)と系統2(T21-T22)が、図2のように異なる電位(+24Vと0V)となるように内部回路が構成されています。
系統1と系統2が短絡した場合、+24Vと0Vが無負荷短絡となり、内部の保護素子が働き、リレーユニットそのものの電源が遮断されるため、出力リレーがOFFします。

図2

コントローラの特徴-1

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