オムロンとニューラ・ロボティクス社が産業用ロボット分野で戦略的パートナーシップを締結

2024年4月4日 オムロン・ロボティクス&セーフティ・テクノロジーズ社 (OMRON Robotics and Safety Technologies, Inc. 所在地:米国 ※以下オムロンという)とニューラ・ロボティクス社(NEURA Robotics GmbH 所在地:ドイツ)は、ファクトリーオートメーションにコグニティブ・ロボットを導入し、その高度なAI機能を活用して生産性、柔軟性、安全性を向上させることで、製造業に大きなイノベーションを起こすことを目指し、戦略的なパートナーシップを締結したことを発表します。

コグニティブ・ロボットは、従来の産業用ロボットとは異なり、周囲の環境を認識し、自律的に判断を行い、機動的な作業状況に適応することができます。これにより、複雑な組み立て作業、緻密な品質検査、柔軟なマテリアルハンドリング工程など、新たなアプリケーションの可能性を広げます。

「私たちは、ニューラ・ロボティクス社の持つ優れたコグニティブ技術が産業用ロボットの成長にとって魅力的な機会ととらえています。同社の革新的なソリューションと、オムロンのグローバルな販売網と商品ポートフォリオを組み合わせることで、お客様の生産現場における生産性、柔軟性、安全性を向上させる新たなソリューションを提供していきます。」
-オムロン・ロボティクス&セーフティ・テクノロジーズ社長兼CEOオリビエ・ウェルカー氏

「オムロンとニューラ・ロボティクス社の戦略的パートナーシップの提携は、ファクトリーオートメーションの歴史においても画期的な出来事です。これは、世界の産業用ロボット市場に革命を起こすという私たちの目標に大きく近づくものです。私たちのセンサーとAI技術、そして知見を統合し、新たなプラットフォームの構築に取り組むことで、製造業の未来を切り拓き、新たなスタンダードになることを目指します。」
-ニューラ・ロボティクス社創設者デビッド・リーガー氏

オムロンとニューラ・ロボティクス社のパートナーシップは技術的な進歩にとどまらず、ビジョンを共有することによって推進されていきます。事業を通じてよりよい社会づくりに貢献することを使命とするオムロンは、革新的なロボット技術を通じて社会に貢献するというニューラ・ロボティクス社のミッションに共鳴を受けています。この共鳴はパートナーシップの礎となり、製造業の未来を形作るという共通の目標に向かって両社を前進させます。

ニューラ・ロボティクス社(NEURA Robotics GmbH)について
ニューラ・ロボティクス社は、ロボティクスにおける重要な技術革新のギャップを解消し、コグニティブ・ロボットの時代を築き上げることを目標に、2019年にドイツ南部のメッツィンゲンでデビッド・レーガーによって設立されました。スマートフォンのメーカーのように、ニューラ・ロボティクス社はすべてのコンポーネントとセンサー、そしてAIを1つのデバイスに統合し、幅広い専門分野で活用できるアプリを開発するためのプラットフォーム(NEURAverse)を提供します。NEURAverseは、オートメーションにおいて比類のない柔軟性と費用対効果を提供し、多くの国際的なマーケットリーダーを魅了し、着実な成長を遂げています。ニューラ・ロボティクス社のコグニティブ・ロボットは、見る、聞くことだけでなく触覚をもち、完全に自律的に行動し、経験に基づいて学習することもできます。