セーフティネットワークの仕組み
FAネットワークの中には安全制御回路を構築する用途で使用できるものがあります。それらはネットワークで安全信号を伝達するための方策が入っています。
代表例として以下のような仕組みが組み込まれています。
- 1.
安全データ専用のチェックコード(Safety-CRC)
安全データと反転したデータのそれぞれにチェックコード(Safety-CRC)を追加生成することで、メッセージ破損を確実に検知します。 - 2.
送信機器および受信機器のID識別
安全機器が固有のID(識別コード)を所有しているため、IDを相互に監視することで誤ったデータの送受信を防止しています。 - 3.
データ情報の時間監視
安全機器自体が送信データにタイムスタンプを添付します。そのタイムスタンプを相互監視することで、適正な時間内に適正な順番で通信され、送受信データの入れ替わりや遅れを監視しています。
コントローラの特徴-3