振動の大きい装置や、重いワークの搬送パレットでは、ドグが近接センサから離れて誤作動し設備が止まることがありますが、E2E NEXTの長距離タイプなら、これまで起こっていた誤作動を低減し、設備稼働率を向上します。
スタンダードタイプ近接センサ
E2E 直流2線式は2022年10月よりE2E NEXTへ移行しました。移行に伴い、ご確認いただきたい点についてお知らせします。
情報更新 : 2022/10/03
振動の大きい装置や、重いワークの搬送パレットでは、ドグが近接センサから離れて誤作動し設備が止まることがありますが、E2E NEXTの長距離タイプなら、これまで起こっていた誤作動を低減し、設備稼働率を向上します。
自動車部品の着座検知では、ワークと近接センサがぶつかりやすく、センサ故障の原因になっています。E2E NEXTの長距離タイプなら、これまで起こっていた衝突を低減し、設備稼働率を向上します。
ある自動車部品の製造現場では、1年間に設備の突発的な停止が約1, 600時間発生。そのうち近接センサに起因する時間は240時間ありました。E2E NEXTの長距離タイプを使用した結果、衝突故障や誤作動による設備停止回数を240回から80回に減らすことができ、設備停止時間をこれまでの1/3に短縮できました。(2017年9月現在、当社調べ)
*1. 2022年8月現在、当社調べ。
*2. 場所の究明から交換・復旧までにかかる時間。
E2E NEXTシリーズでは、近接センサを長距離化する際に課題となっていた温度変化による影響やセンサの個体差を、長距離安定検出技術“サーモ・ディスタンス・コントロール” とアナログデジタルハイブリッドICで解決しています。
従来のアナログICではできなかった、「出荷時における温度補正値の書き込み」をアナログデジタルハイブリッドIC “PROX2” に対して行い、温度変化による検出距離への影響を最小化。
IoT化された生産工程で、個々のセンサの温度特性をインライン計測し、独自のアルゴリズムに基づいて計算された最適な補正値をアナログデジタルハイブリッドIC “PROX3” に書き込むことで、温度変化による検出距離への影響とセンサの個体差を最小化。
*3. 「特許出願中/特許取得済」の表記は、日本で特許出願中または特許取得済であることを示しています。(2022年9月現在)
どの位置で固定しても表示灯が確認できるため、簡単に検出状態が確認できます。
E2E NEXTではどの機種も表示灯として緑LEDと橙LEDを搭載しています。
誰でも同じ位置にワンタッチで固定できるため、近接センサの交換にかかる時間を大幅に削減できます。
E2E NEXTの長距離タイプの検出距離は、従来比約2倍。例えば、M12なら検出距離は7mmで従来のM18と同じです。
e-治具を組み合わせることで、既存設備を“センサ交換時間10秒”の設備に簡単にグレードアップできます。
長距離化を実現したことで、検出距離を落とすことなく1サイズダウンでき、設置部の省スペース化に貢献します。
IO-Link対応の近接センサをIO-Linkマスタと接続すれば、設備の状態をリアルタイムに把握でき、予兆保全につなげます。
IO-Linkを用いなくても、NO(ノーマリオープン)とNC(ノーマリクローズ)の2つの出力を配線することで、故障を検知できます。
突発的なコンポーネントの故障原因の約3割*3 を占める切削油による突発故障を低減できます。
耐油試験を実施済みの代表的な切削油8種
耐油性を高めたPVCケーブルとオムロン独自技術を採用することで、耐油実力値2年*2を実証しています。【特許取得済】*4
スマートクリック構造のコネクタケーブルを採用しており、誰が作業しても同じトルクで、切削油の侵入をブロックします。
*2. 対象油種:JIS K 2241:2000規定の切削油剤
(耐油実力値2年とは、商品設計、および、耐油性能評価結果の中央値(=Typ値)を表したものです。
出荷する製品は、2年を中心として実力にばらつきが発生します。)
コネクタ中継タイプは丸型耐油コネクタXS5 NEXTシリーズとかん合する場合、耐油実力値2年を実証しています。
3線式コネクタタイプ(M1/M3/M5)は対象外です。
*3. 2016年6月現在、当社調べ。
*4. 「特許出願中/特許取得済」の表記は、日本で特許出願中または特許取得済であることを示しています。(2022年9月現在)
情報更新 : 2022/10/03