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漏液センサ 参考資料


漏液センサは、薬液や純水の液漏れを検出するセンサです。ここでは、漏液センサの参考資料を示します。

概要参考資料

関連情報


ノイズ対策

高感度抵抗検出におけるノイズキャンセラー機能について

形K7L漏液検出器は、最大50MΩの抵抗値検出と最大50mの検知帯へのケーブル接続を可能としています。特に、検知帯および接続ケーブルはノイズのアンテナとなりますので、ノイズ対策は重要です。
形K7Lは下記に示すノイズキャンセラー機能を保有しています。

3芯接続ケーブルを使用して、ケーブルに誘導されるノイズをキャンセル(特許取得済)

下図に示すように、接続ケーブルは3芯のVCTを使用します。第一検出線は検知帯に、第二検出線は開放としておきます。ケーブルが受けるノイズは、第一および第二の検出線ともほぼ同位置にあるのでほぼ同レベルとなります。形K7L内部では、この2つの信号(ノイズを含んだ)の差を取るため、ノイズはキャンセルされ、信号分だけを検出することになります。

複数箇所の漏液検出

形K7L-AT50の場合

注1. 配線の際は、配線ケーブルおよび検知帯の可能配線距離にご注意ください。可能配線距離を超えると、誤動作の原因となります。接続端子台には、1本の検知帯を接続ください。
 2. 断線検出機能付き形K7L-AT50Dは不可。

形K7L-Uの場合

注1. 配線の際は、配線ケーブルおよび検知帯の可能配線距離にご注意ください。可能配線距離を超えると、誤動作の原因となります。接続端子台には、1本の検知帯を接続ください。
 2. 断線検出機能付き形K7L-UDは不可。

検知帯、ポイントセンサの配線距離について

接続する機器により、配線距離が異なります。
検知帯、ポイントセンサと接続する機器の形式をご確認の上、以下の表を参照ください。

〔接続する機器〕

  • 漏液センサ(形K7Lシリーズ) 
  • 漏水検知器(形61F-GPN-V50、形61F-WLシリーズ)

〔表1〕検知帯の配線距離(並列接続の場合を含む・配線ケーブル断面積:2mm2の場合)

種類形式組み合わせる漏液検出器
長距離配線用漏液検出器漏液検出器漏水検知器
形K7L-U□
(断線警報なし)
形K7L-UD□
(断線警報付) *1
形K7L-AT50□
(断線警報なし)
形K7L-AT50D□
(断線警報付) *1
形61F-GPN-V50
形61F-WLシリーズ
検知帯形F03-15配線ケーブル、
検知帯、
ポイントセンサで
合計400m以下
配線ケーブル、
検知帯、
ポイントセンサで
合計60m以下

ただし、
検知帯は10m以下
配線ケーブルが長いほど、接続
できる検知帯の長さは短くなり
ます。

〔表2〕
形F03-16PE
形F03-16PT
形F03-16SF
形F03-16SFC
ポイント
センサ*2
形F03-16PS

*1. 断線警報付の機種は、ポイントセンサは使用できません。検知帯の並列接続もできません。
*2. ポイントセンサには2mのケーブルが2本ついています。このケーブルを配線ケーブルとしてお考えください。

形61F-GPN-V50、形61F-WLシリーズ ポイントセンサと検知帯の並列接続(例)

〔表2〕に従って、配線ケーブルの長さと検知帯の長さを求めます。
配線ケーブル長は、以下の図の配線Aと配線B(ポイントセンサについているケーブル)の合計です。
ポイントセンサを5個使用する場合、配線Bは、2mx2本x5個で合計20mとなりますので、
配線A:100m+配線B:20mで、配線ケーブル長は120mとなります。

〔表2〕の「配線ケーブル150m以下」に該当しますので、接続できる検知帯の長さは最大150mです。

形K7L-AT50、形K7L-U ポイントセンサと検知帯の並列接続(例)

以下の図の配線Aと配線Bと検知帯の長さの合計をご確認ください。

  • 配線B(ポイントセンサについているケーブル)について
    ポイントセンサには2mのケーブルが2本ついていますので、ポイントセンサを2個使用する場合、
    配線Bは、2mx2本x2個で合計8mとなります。

最終更新日:2025年03月03日