切削油の浸入経路を徹底分析した結果、ケーブル外被の劣化が大きな要因でした。
オムロンの耐油コンポーネントでは、素材にフッ素樹脂を使用し、これまでにない独自の発想でケーブル外被の劣化を徹底防止。攻撃性の高い切削油にも鉄壁の耐油性を実現しています。
情報更新 : 2016/09/01
切削油の浸入経路を徹底分析した結果、ケーブル外被の劣化が大きな要因でした。
オムロンの耐油コンポーネントでは、素材にフッ素樹脂を使用し、これまでにない独自の発想でケーブル外被の劣化を徹底防止。攻撃性の高い切削油にも鉄壁の耐油性を実現しています。
ケーブル外被の材料を耐食性に優れたフッ素樹脂にすることでケーブルの膨潤や劣化を抑え、センサ内部の基板に切削油が浸入することを防ぎます。
*最強の「材料」:2016年6月現在、当社調べに拠ります。
ケーブル外被の劣化と並んで、接合部や可動部に使用するゴムの劣化も切削油浸入の大きな原因でした。
ゴム劣化の防止策としてオムロンの耐油コンポーネントでは、接合部と可動部にフッ素系新素材ゴムを採用し、フッ素樹脂ケーブルと併せてダブルの最強材料で鉄壁の耐油性を実現しました。
耐油性に優れた水素化ニトリルゴム(HNBR)にフッ素ゴムをオムロン独自の配合で混練し、切削油による膨潤・劣化の両方に優れた耐性を持つ新素材のゴムを開発。
接合部や可動部からの浸入を防ぐシール部に適用し、切削油による劣化破壊を防ぐことで、耐油性能を高めています。
*最強の「材料」:2016年6月現在、当社調べに拠ります。
ケーブル外被、接合部・可動部と並んで切削油が浸入しやすいのが異物質間の「すき間」です。
オムロンの耐油コンポーネントは、すき間を作らない先進の封止工法で切削油の浸入を徹底的にブロックします。
金属同士の接合部はレーザビームによる金属融解ですき間を封止。金属と金属以外の接合部は新素材Oリングを使用し、周囲をレーザ溶接固定することで、膨潤・劣化の可能性を持つ接着剤を一切使用することなく切削油の浸入を防ぎます。
レーザビームを高精度制御。微小スポットで狙い通りに金属融解する工法が、センサのような小型電子機器への適用を可能にしました。
ケーブル外被、接合部・可動部と並んで切削油が浸入しやすいのが異物質間の「すき間」です。
オムロンの耐油コンポーネントは、独自の構造で、すき間を作らず、切削油の浸入を徹底的にブロックします。
新素材ブッシュを金属リングで圧入することで圧縮変形させフッ素系樹脂ケーブルを締め付けながら密閉。
ケーブル引出部からの切削油の浸入を防ぎます。
情報更新 : 2016/09/01
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