予知保全に必要な
予知保全を
スモールスタート
予知保全に必要な心構え
予知保全導入にあったっては、将来達成したい状態に向けて、 "小さく・素早く始め" 、 "継続的・段階的に進めていく" 心構えとシステム構築が必要です。
進めるべきステップ
予知保全のスモールスタートを実現し、スマートファクトリを目指すには、データ収集からテストまで、下記のステップで進める必要があり、オシロスコープや数多くのデータを比較しながら自らシステムを構築する必要があります。
小さく始められる
オムロンの予知保全
オムロンの状態監視機器シリーズは、現場機器でデータ収集・分析・判定までを行うため、システム設計やデータ分析が不要になり少ない工数・少ない費用でスモールスタートができます。
様々なセンサがあり、
どのメーカのどの製品を
導入すればいいのか
わからない
様々な監視対象・異常モードを
網羅的にカバーするラインアップ
監視した対象や異常モードから必要な監視機器を選択でき、小さく・素早く始めることができます。
大きな工事が伴うと
設備を止める必要があり大変
レトロフィットで既存設備を
予知保全化設定ツールで構築の手間を最小化
既存装置に監視センサを後付けできることで小さく確実に取り組みをスタート可能です。
また、設定ツール*を使えば、導入の手間も最小化でき、素早くスタートできます。
* 設定ツール「Condition Monitoring Configuration Tool」のダウンロードはこちら
(I-Web会員の登録が必要となります)
データはたくさんあるが
異常につながるデータが
わからない
検出したい故障モードを起点に
取得すべきデータ選択をアシスト
センサで収集した情報を理解しやすい数値や変化が顕著に表れるパラメータへ変換ししきい値との比較で保全必要性の判断をアシストします。
どこまでいけば
異常なのかわからない
選択した特徴データから“異常”と判定する
警報しきい値の目安を裏付けされた
データを持ってアシスト
オムロンでは現場検証を通して蓄積したナレッジをもとに、故障モードごとに効果しやすい特徴量や参考となるしきい値などを提供しているため、素早く予知保全をスタートできます。
例)
機種 | しきい値 |
---|---|
モータ状態監視 | トリガ設定、監視特徴量、しきい値 |
K7DD-PQ | 異常モードのアプリケーション設定ファイルをダウンロード可能
|
電流総合診断 | 劣化度 |
K6CM-CI2 | 劣化度1,2 注意:MAX値+5% 異常:MAX値+10% |
振動温度 | 加速度 |
K6CM-VB | 下記パラメータをツールに入力で算出 ・モータの軸径 ・モータ回転数 |
絶縁抵抗監視 | 絶縁抵抗 |
K7GE-MG | 注意:20.0MΩ 危険:1.0MΩ |
ヒータ電線状態監視 | ヒータ劣化 |
K7TM-A2 | 注意:3.0% 警告:5.0% |
BIツールの導入検討など
コストが掛かる
多様な設備の状態を
高価なBIツールなしでも監視可能
状態監視機器内で分析・判断し、現場でも事務所でも同じレベルで見える化が可能です。
状態監視機器内で情報を処理するため、多様な設備に活用できます。急速な変化対応が必要な製造現場の継続的な予知保全活動にも貢献します。