設備停止や感電事故を防ぐうえで、設備の絶縁抵抗の劣化傾向を把握することは重要ですが、熟練保全員の不足や、手動計測に時間を割くことが難しいのが現状ではないでしょうか。
これまで絶縁抵抗を測定するには、現場へ出向いて生産を止めて電源を落としてから測定対象に合わせた電圧で測定する必要があり、測定時にはミスが発生する可能性もありました。
手間がかかる絶縁抵抗計測を改善しませんか?
情報更新 : 2024/05/27
設備停止や感電事故を防ぐうえで、設備の絶縁抵抗の劣化傾向を把握することは重要ですが、熟練保全員の不足や、手動計測に時間を割くことが難しいのが現状ではないでしょうか。
これまで絶縁抵抗を測定するには、現場へ出向いて生産を止めて電源を落としてから測定対象に合わせた電圧で測定する必要があり、測定時にはミスが発生する可能性もありました。
手間がかかる絶縁抵抗計測を改善しませんか?
絶縁劣化とは、電気が漏れないように筐体と電気回路を遮断している絶縁物が劣化し、電気が漏れる状態になることを示します。絶縁劣化が進むと設備の突発停止や感電・火災事故が発生するリスクがあります。
絶縁抵抗監視機器 K7GEなら、絶縁抵抗を毎回同じ条件で再現性高く計測。
測定対象の稼働状況を監視することで、安心・安全な測定を実現します。
さらに、計測自動化により計測頻度を上げることで、これまで難しかった絶縁劣化の傾向把握が可能。
絶縁監視の新しいスタイルをご提案します。
手動計測での煩雑さから傾向監視に必要な頻度での計測ができず、メンテ遅れによる突発停止が発生することがありましたが、K7GEにより計測頻度をあげることで傾向監視による状態監視保全を実現します。
絶縁抵抗計測時のノウハウがない場合、測定者によるバラつきが発生するため傾向監視が困難でした。
K7GEでは測定バラつきが発生する作業をパラメータで設定可能なため、再現性の高い計測で傾向監視に貢献できます。
絶縁抵抗計測には設備の電源停止と配線の取り外し作業が必要なため、生産調整を行なったり現場で測定するリソース・工数確保など計測頻度を高めるための課題がありました。K7GEなら短時間の設備停止時に自動計測ができ、必要な頻度で計測を行うことができるため、従来の間隔のあいた点検では見過ごしていた絶縁劣化による突発停止の防止に貢献できます。
人にも設備にも安全な絶縁抵抗の計測ができ、作業時の事故リスクも減らせます。
*1. トリガ入力の詳細は「自動計測は任意のトリガ入力で実施可能」をご確認ください。
従来の一般的なメガーテスタによる計測では、測定対象に合わせて電圧レンジを選択する必要があり、レンジ選択を間違えると測定対象設備を故障させてしまうことがありました。K7GEは、測定対象への印加電圧がDC50Vに固定されており、測定対象へ間違った電圧レンジで計測することはありません。なお、DC50V計測でも、メガーテスタでDC500V/DC1000V印加計測した測定値と同等の結果を得ることができます。
K7GEは設定ツールによりリモートでデータ収集が可能であるため、計測データの分析・加工も容易です。
ロギングファイルをCSVファイルで残せます。それを使って、分析・加工が可能です。
ダウンロードはこちら https://www.fa.omron.co.jp/cmc_tool
絶縁抵抗の「安全・効率的」な傾向監視を支えるさまざまな機能をご用意しています。
プローブユニットは同系統の測定対象に対して最大8台まで増設可能。測定対象の数に合わせてプローブユニットを設置できるため、スペース効率の高い設置が可能です。
*1. メインユニットとプローブユニットは個別に購入いただき、組み合わせてご使用していただく必要があります。
注. 2台以上のプローブユニットを増設した場合、絶縁抵抗計測は複数チャンネル同時には計測できません。順次計測します。
既存設備へ簡単に後付できます。
劣化具合の進行に応じてしきい値を2 段階で設定でき、異常状態は通信データとしても確認できるため頻繁に現場に行かなくても最適なメンテナンス時期を把握できます。また、警報出力はトランジスタ出力のため異常検出表示灯などの負荷を直接接続可能です。
*2. 工場出荷時設定値
K7GEは計測中以外は内部ドライ接点で測定対象機器と遮断しているので、K7GEがメガーテスタの測定結果に影響を与える事はありません。校正された計測機器での測定が必要な場合でも、簡単に対応できます。
情報更新 : 2024/05/27