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温度状態監視機器 K6PM
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半導体の自動搬送装置の突発停止は生産計画の遅延や納期トラブルなどにつながり大きな機会損失を招く。
自動搬送装置制御盤の温度上昇による加熱保護での装置停止を起こしてしまってから、暫定対策として定期的に保全員による温度点検を実施していた。しかしながら、クリーンルーム内にある制御盤の点検は非常に多くの工数がかかるため、保全員は頻度高く点検できずに、突発停止リスクを抱えていた。24時間、見落としのないよう広範囲を監視できる確実なソリューションが求められていた。
設備設計グループによりプロジェクトが立ち上がり、オムロンのソリューションを検討。実際に異常を模擬して、状態監視機器からの警報を受信後、対策のために保全員が現場に到着するまでの時間の評価を行った。
評価の中で、突発停止を防ぐ十分な検出精度と時間を確保できることがわかった。その結果を他工場にも展開し、導入を検討している。
お客様は多くのソリューションを同時に検証されていた。
設備投資コスト、データアナリストの育成コスト、検出漏れリスクなどを点数化し比較を行った。
検討や予知保全システム構築の簡単さと言った「短期間で持続的な保全活動に進化できる」という観点も考慮され、採用に至った。
今までは異常状態をノウハウや勘で見極めており、人に依存した保全であったが、オムロンのアルゴリズムを理解すれば、誰でも同じように分析判断可能ということで、技術やノウハウの継承という意味で教育の観点でも価値があると感じられた。