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今までは、作業員が日々現場に行き記録を取って点検を実施していたが、壊れるまで異常に気付かずに設備が止まってしまうことがあった。新棟設立に合わせて、特に製品の品質に関わるスクラバの排気ファンや冷却水循環ポンプ、空調ファンを自動で監視するシステムを構築した。
モータの状態監視によって劣化傾向を捉える場合、劣化が起きていなくても、駆動条件が変わることで振動や電流波形の数値変動が起きることがあり、正常なのか劣化しているのかの切り分けが難しかった。
SCADAソフトにK6CMを繋いで、他の計測データとの同期性を見える化できるようにしたことで、センシングによる数値の変動を正しく捉えることができ、適切に劣化傾向を捉えることができている。
*1..SCADA:装置・設備から得られる情報を、ネットワークを通して一カ所に集めて監視し、必要に応じて制御するシステム
本アプリケーションはアドバンスド・モータ状態監視K7DDおいても状態監視が可能です。詳しく異常を分析したい方や複数の異常から特定したい方はK7DDをおすすめいたします。
巡回点検で記録シートに設備毎の状態を個別に記録していたが、設備毎の相関関係を明確にしなければ、正しく異常をとらえきれないことがあり突発停止を起こすリスクがあった。
適切なタイミングのモータ状態監視データに絞って傾向監視ができ、各設備データとの関係性が見えるようになることで正確なデータ分析とメンテ時期の把握が可能となった。
当初はモータ状態監視用のPCを別で準備することを考えていたが、K6CMがModbus TCPにも対応したため、SCADAに組み込むことができた。それによって、他のあらゆる計測データとの相関をみることができ、各データを照らし合わせて正しく判断ができるようになった。
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持続可能な製造業の未来のためにスモールスタートで始める予知保全のすすめ
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