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変位センサ 共通の注意事項


変位センサは、対象物までの距離を測定するセンサで、対象物の微小段差や高さ、幅、厚みなどの寸法計測も可能です。ここでは、変位センサの共通の注意事項を説明します。

変位センサ共通の注意事項測長センサ共通の注意事項

関連情報



各商品個別の注意事項は、各商品ごとの「正しくお使いください」をご覧ください。
(当ページは「光学式変位センサ」についての共通の注意事項です。
他方式、原理によるセンサについては、各商品ごとの「正しくお使い下さい」をご覧ください。)

警告

プレスの安全装置またはその他の人体保護用の安全装置としてはご使用できません。
本製品は安全性にかかわらない、ワークや作業者の検出用途に使用されることを意図しております。

使用上の注意

●取りつけ時

材料・色に差のある対象物の変位測定

対象物の材質や色が著しく異なる場合には下図のように投光軸と受光軸を結ぶ線を対象物の境界線と平行になるように取りつけると測定誤差を少なくすることができます。

狭い溝や凹部での変位測定

対象物を測定する周囲の状況が内壁に囲まれた凹部、溝状を呈する場合、下図のように投光軸、受光軸が内壁に遮ぎられないように取りつけてください。

回転物体の変位測定

回転する物体の測定には、投光軸と受光軸を結ぶ線を、回転軸と平行に取りつけると回転体の上下のブレや、位置ズレの影響を最小限にすることができます。

段差のある対象物の変位測定

対象物に段差のある場合、投光軸と受光軸を結ぶ線を、段差エッジ部と平行に取りつけると段差エNッジの影響を最小限にすることができます。

センサヘッド部と周囲の壁面

壁面からの反射光を受光すると誤差を生じます。壁面から離して取りつけることができない場合は下図のように投光軸と受光軸を結ぶ線を壁面と平行に取りつけます。また、壁面の反射を少なくするためにつや消し黒色塗装を施すと効果があります。

●配線時

配線について

  • 定格電流を超えて使用しないでください。破損の原因になります。
  • 電源の逆接続および交流電流への接続はしないでください。
  • オープンコレクタ出力は、負荷を短絡させないでください。
  • 高圧線、動力線と当製品の配線は別配線としてください。
    同一配線あるいは同一ダクトにすると誘導を受け、誤動作あるいは破損の原因になることがあります。
  • 市販のスイッチングレギュレータを使用する場合は、FG(フレームグランド)端子を接地してください。

未配線のリード線の処理について

使用しないリード線は切断して絶縁テープを巻くなど、他の端子と接触しないよう処理してください。

●使用環境

周囲雰囲気について

0℃以下の低温時には塩化ビニルのコードは硬化し、曲げると断線のおそれがあります。標準コード、ロボットコードともに低温下でのケーブルの屈曲は行わないでください。

詳細につきましては、各商品ごとのユーザーズマニュアル/取扱説明書をご覧ください。


最終更新日:2024年07月16日