圧力センサとは気体や液体の圧力をダイヤフラム(ステンレスダイヤフラム、シリコンダイヤフラムなど)を介して、感圧素子で計測し、電気信号に変換し出力する機器です。ここでは、圧力センサの共通の注意事項を説明します。
共通の注意事項 |
各商品個別の注意事項は、各商品ごとの「正しくお使いください」をご覧ください。
プレスの安全装置またはその他の人体保護用の安全装置としてはご使用できません。
本製品は安全性にかかわらない、ワークや作業者の検出用途に使用されることを意図しております。
耐圧力について
定格の耐圧力以上の圧力を加えないでください。
耐圧力以上の圧力を印加すると破損する恐れがあります。
使用環境について
引火性爆発ガスのある環境では使用しないでください。
電源圧力について
電源電圧範囲を超えて使用しないでください。使用範囲以上の電圧を印加すると、焼損する恐れがあります。
負荷短絡について
負荷を短絡させないでください。破裂したり焼損したりする恐れがあります。
誤配線について
電源の極性など、誤配線しないでください。
破裂したり焼損する恐れがあります。
・適用流体が非腐食性気体対応の製品をご使用の場合はエアフィルタなどを使用し、水分・油分を除去した気体でご使用ください。
・導圧部から針金などを差し込まないでください。圧力素子が破損し、正常に動作しなくなります。
・超音波振動が直接センサにかからないように取り付けてください。
・コードの延長は10m 以内です。詳細につきましては、「圧力センサ 技術解説」●出力インピーダンスの項をご参照ください。
コードの曲げ配線について
コードを曲げて配線される場合は、コード外径の3倍以上の曲げ半径をお奨めします。(同軸線・シールド線・ロボットコードの場合は5倍)
最小曲げ半径は、コードを曲げたときの内径です。
コードの引っ張り強度について
コード配線時に下記の表以上の力を加えないでください。
コード径 | 引っ張り力 |
Φ 4未満 | 30N以下 |
Φ 4以上 | 50N以下 |
注. ただし、シールド線、同軸線には引っ張り力を加えないでください。
高電圧との区別(配線方法)について
電力線、動力線とセンサの配線が同一配管、同一ダクトで行われると誘導によって誤動作あるいは破損することがあります。別系路配線または単独金属配管またはシールドコードの使用を原則としてください。