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リミットスイッチ 用語解説


リミットスイッチは、マイクロスイッチを外力、水、油、塵埃などから保護する目的で金属ケースや樹脂ケースに組み込んだスイッチです。ここではリミットスイッチの用語を解説します。

関連情報



■一般的な用語

リミットスイッチ

内蔵スイッチを、外力、水、油、塵埃などから保護する目的で、金属ケースや樹脂ケースに組み込んだものをいいます。(以下スイッチという。)

定格値

一般にスイッチの特性および性能の保証基準となる量、たとえば定格電流、定格電圧などをいい、特定の条件が前提になります。

有接点

接点の機械的開閉によってスイッチ機能を果たすものをいいます。

接触形式

各種の用途にしたがって接点の電気的入出力回路を構成したものです。

樹脂固め(モールド端子)

端子部をリード線で配線後、樹脂の充てんによりこの部分を固定化、露出充電部をなくしシール性を高めたものをいいます。

■構成・構造に関する用語

■耐久性に関する用語

機械的耐久性

動作後の動き(OT)を規格値に設定し、無通電状態における開閉耐久性のことをいいます。

電気的耐久性

動作後の動き(OT)を規格値に設定し、定格負荷(抵抗負荷)における開閉耐久性のことをいいます。

■特性に関する用語

FP(自由位置)

外部から力が加えられていないときのアクチュエータの位置のことです。

OP(動作位置)

アクチュエータに外力が加えられ、可動接点が自由位置の状態からちょうど反転したときの位置のことです。

TTP(動作限度位置)

アクチュエータがアクチュエータ止めに到達したときのアクチュエータの位置のことです。

RP(もどりの位置)

アクチュエータの外力を減少させ、可動接点が動作位置の状態から自由位置の状態にちょうど反転したときのアクチュエータの位置のことです。

OF(動作に必要な力)

自由位置から動作位置へ動かすのに必要なアクチュエータに加える力をいいます。

RF(もどりの力)

動作限度位置からもどりの位置まで動かすのに必要なアクチュエータに加える力をいいます。

PT(動作までの動き)

アクチュエータの自由位置から動作位置までの移動距離、または移動角度をいいます。

OT(動作後の動き)

アクチュエータの動作位置から動作限度位置までの移動距離、または移動角度をいいます。

MD(応差の動き)

アクチュエータの動作位置からもどりの位置までの移動距離、または移動角度をいいます。

TT(全体の動き)

アクチュエータの自由位置から動作限度位置までの移動距離、または移動角度をいいます。

■EN60947-5-1規格に関する用語

カタログ内に使用されている上記規格の用語を下記に説明します。

EN60947-5-1

「電気機械制御回路機器」のEN規格。IEC60947-5-1と内容は同じです。

使用カテゴリ

スイッチの用途別の分類。下記の例を参照してください。

電流の種類カテゴリ典型的な用途
ACAC-1572VA(ボルトアンペア)を超える電磁負荷の制御
AC-1472VA(ボルトアンペア)以下の電磁負荷の制御
DCDC-12抵抗負荷および半導体負荷の制御

定格作動電流(Ie)

スイッチが動作するための定格電流値です。

定格作動電圧(Ue)

スイッチが作動するための定格電圧値。定格絶縁電圧(Ui)を超えてはなりません。

定格絶縁電圧(Ui)

スイッチが絶縁性を保てる最大の定格電圧値。耐電圧値と沿面距離のパラメータとなります。

定格密閉熱電流(I the)

スイッチ充電部が密閉されているタイプのスイッチにおいて、常時通電しておいても規格の定める限界温度上昇値を超えない電流値。材質がしんちゅうの端子部の規格が定める限界温度上昇値は65℃です。

定格インパルス耐電圧(Uimp)

スイッチが絶縁破壊することなく耐え得るインパルス電圧のピーク値です。

条件付短絡電流

短絡保護装置が作動するまで、スイッチが耐え得る電流値です。

短絡保護装置(SCPD)

遮断により、短絡からスイッチを保護するための装置のことです。(ブレーカ、ヒューズなど)

汚染度

スイッチが使用される環境。
下記の4レベルがあり、リミットスイッチは汚染度3に該当します。

レベル内容
汚染度1汚染がないか、または乾燥した、非導電性の汚染のみ生ずる。
汚染度2通常、非導電性の汚染のみが生ずる。ただし、結露による一時的な導電性が予期される。
汚染度3導電性汚染が生じる。あるいは予期される結露によって導電性となる乾燥した非導電性の汚染が生じる。
汚染度4導電性のほこりまたは雨か雪などの原因により持続的な導電性を発生させる汚染が生じる。

感電保護クラス

感電防止レベルのことで、以下の4レベルがあります。

レベル内容
Class 0感電防止として基礎絶縁だけで保護するもの。
Class Ⅰ感電防止として基本絶縁に加えて、アースでも保護するもの。
Class Ⅱ感電防止として二重絶縁あるいは強化絶縁で保護し、アースを必要としないもの。
Class Ⅲ感電防止として超低電圧回路使用のため、感電対策の必要がないもの。

閉路時逆起電圧

閉路時瞬間的に発生する過電圧。Uimpの値以下となる必要があります。

空間距離

2つの充電部門の空間を通じての最小距離のことです。

沿面距離

2つの充電部間の絶縁材の表面を沿った最小距離のことです。

絶縁層(Distance through Insulation)

充電部とスイッチハウジング(非充電金属部)間の絶縁物(空気を含む)を通じての最小直線距離のことです。


最終更新日:2019年11月25日