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統合プラットフォーム

  • Sysmac入門

NX1Pプログラミング編
IEC61131-3/ファンクションブロックの特長

マシンオートメーションコントローラNX1PはIEC61131-3規格に準拠。
IEC61131-3規格に適合した標準命令をはじめ、PLCopenに準拠したモーション制御用 ファンクションブロックなど、
変数プログラミングに対応した豊富な命令群で複雑な 制御プログラムも効率よく作成できます。

生産現場の課題をNX1Pで解決

生産現場の課題

生産現場の課題
  1. 装置の高機能化により、複雑な位置決め制御や、それに伴う高度な演算処理が増えてきており、ラダーシーケンスでの実現ではエンジニアリングコスト増大につながっている。
  2. さらに装置の高機能化に伴い、プログラム容量も増大し、
    プログラム開発生産性向上が課題となっている。
  3. ラダープログラムは技術系出身者も入社後習得することが多く、
    新入社員教育コストを最小化したい。
 

コントローラNX1Pで解決!

NX1Pで解決!
  1. モーションFBプログラムで、位置決めプログラムが簡単に組める。
    ST言語の採用で、演算処理や情報処理に適した言語の使い分けが
    可能。
  2. 変数プログラミングの採用で、簡単に稼動実績のあるプログラムの部品化や再利用ができる。
  3. ST言語変数プログラムの採用で、高級言語(BASICやC言語など)を習得している新入社員の即戦力化が可能。
    ベテラン技術者の新人教育コストが不要。
 

開発効率を向上させるNX1Pのプログラミングの特長

◆変数プログラムにより、プログラムの追加変更への対応がしやすい

従来の課題

従来の「アドレス」によるプログラミングでプログラムを追加する場合、もとのプログラムと、追加するプログラムの間で、機器(I/O)のアドレスや、使用する作業領域(データメモリ)の割り当てやサイズが重複することが多く、そのたびにアドレスやデータ領域の確認/修正の作業や、修正後のバックなどが必要で開発生産性の向上が大きな課題でした。

従来の課題

NX1Pのプログラミングでは

プログラムを流用する場合に、プログラムによって使用するデータ領域が変数により独立して割り付けられるので、アドレスを気にせずに、データエリアを確保でき、追加/改造時も、アドレスの空きを探す必要がなく、プログラムの流用や修正時にデバッグ時間が削減できます。

NX1Pのプログラミングでは

◆モーションファンクションブロック(FB)により、位置決めプログラムが簡単

従来の課題

従来のシステム(CJなど)では、位置制御ユニットの設定、それを起動するラダープログラム、サーボの設定に3つのソフトウェアを使い、それぞれ設定モニタしながらのプログラムの作成が必要でした。

従来の課題

NX1Pのプログラミングでは

一つのプログラム中に、モーションFBを使って、サーボONや、原点復帰、位置決めなどの動作を記述できます。
そのためプログラムの流れどおりにプログラムが組め、他の人からも見やすいプログラムになります。また、一つのソフトウェアで「ラダー」+「モーション」+「サーボ設定」ができ、簡単に位置決め制御を実現。モニタ、修正も簡単にできます!

NX1Pのプログラミングでは

◆ST言語により演算処理が簡単

ST言語とは

ST言語は、PASCALをベースに規定された構造化テキスト言語です。数値演算式の表現やネスティングした条件分岐など、
ラダー図言語が苦手としている用途で高い効果を発揮します。

ST言語の特長

シーケンスロジックはラダー言語、演算は、ST言語と、得意なプログラムで効率よく、見やすいプログラム作成が可能です。

例)台形の面積Sの計算
(上底+下底)*高さ/2

台形の面積Sの計算
 

計算式は、ST言語を使えばもっと簡単に見やすくなります。

ST言語の計算式
 

演算処理に強いST言語をラダープログラムに混在できます。また、ST言語だけでも、プログラムの作成が可能です。

こんな時に、ST言語が便利です。

1. 四則演算や関数演算
+,-,*,/、SIN、COS、TAN など
2. 条件分岐や繰り返しを行う制御文
IF THEN、FOR NEXT など
3. 文字列処理
文字列の連結、取り出し、検索、置き換えなど

詳しくは、「はじめてのNX1P プログラミング入門編」をダウンロード! Free

はじめてのNX1P プログラミング入門編