◦ 冷却水の温度が上がると、溶接チップや溶接トランス部を冷却しきれない。
◦ 溶接チップが過熱状態になると、変形して溶接不良が発生する。
◦ 溶接トランス部が過熱状態になり、装置が突発停止する。
◦ 流量の監視だけでは、冷却水の温度上昇が発見できない。
情報更新 : 2022/08/01
◦ 冷却水の温度が上がると、溶接チップや溶接トランス部を冷却しきれない。
◦ 溶接チップが過熱状態になると、変形して溶接不良が発生する。
◦ 溶接トランス部が過熱状態になり、装置が突発停止する。
◦ 流量の監視だけでは、冷却水の温度上昇が発見できない。
溶接チップ変形や突発停止が発生する前に兆候を発見できます
◦ 冷却水の量が十分でも、水温が上がると、冷却性能が低下する。
◦ 冷却性能が低下すると、金型の加工部を冷却しきれず、ひずみや巣などの成形不良が発生する。
◦ 流量の監視だけでは、冷却水の温度上昇が発見できない。
成形不良発生前に、冷却性能低下の兆候を発見できます
同じ箇所で「流量の変化」と「温度の変化」を監視し、流量と温度の適正範囲を定量化。
保全員の経験や勘に頼らず、冷却性能低下の兆候を発見できます。
また、複数の配管にセンサを取り付けることで、どの配管で何の異常兆候が発生しているか、本体のLEDですぐにわかります。
◦ 部品強度に対する要求が従来より厳しくなっており、浸炭炉の冷却性能の安定性がより重要となっている。
◦ そのためには、従来測定していた冷却水の流量に加えて、温度も一定に保つ必要がある。
◦ しかし、温度計を追加設置するためには、配管工事の投資が掛かりすぎる。
流量と温度で冷却性能を監視し、部品強度品質を確保できます
冷却水の温度と流量を同時に監視することで、狙った冷却性能の維持・コントロールにより仕上がりが安定し、部品強度品質の底上げができます。冷却性能と強度品質データの紐づけにより設計保証できる装置に進化できます。
マルチセンシング技術
【流量】「熱式流量計測アルゴリズム」を採用。温度計測素子Taを一定時間加熱し、その熱が
流体によってどのくらい奪われるのか計測することで、流速を求めることができます。
それをもとに配管径から流量に換算しています。
【温度】温度計測素子Tbで直接、液体温度を計測します。
「流量+温度」「圧力+温度」の両方を見て判定します。IO-LinkによるPLCへのデータ出力も可能なので、異常な状態になる前に保全がしやすくなります。表示色は3パターン、消灯も合わせると4パターンの設定が可能です。
*1. 「特許出願中/特許取得済」の表記は、日本で特許出願中または特許取得済であることを示しています。(2022年7月現在)
設定時の流量を100%とし、流量値の変化を相対的に測定できます。使用環境が変化したり液体の種類が変わるなど、絶対値での適正値管理が難しい場合に便利なスマートチューニング機能です。
物理量の単位に変換して表示します。
検出流量値をアプリケーションの基準流量(赤線)に補正できます。基準値と検出流量が乖離する場合にお使いください。
奥まった場所や暗い場所でも見やすい高輝度LEDを搭載しています。
製造現場の暗い場所や奥まった場所に取り付けられても、高輝度LEDで状態を見やすくお知らせします。どのセンサで異常の兆候があるか、表示灯の色ですぐにわかります。
アダプタに締め込んだ後に、表示部を見やすい角度に調整できます。
180°回転して表示できます。
異常発生時に現場にいなくても瞬時データの特定ができます。
出力の極性をボタンで簡単に設定でき、保全在庫の削減に貢献できます。
流量値あるいは圧力値と温度値を同時にアナログ電流で出力できるので、アナログ入力機器しかもたない設備でも2つの物理量を同時に監視できます。
センサ自身の状態を自己診断し、接続ミスや不調を起こす兆候が現れると自主的にお知らせします。
保守メンテ時は、初回取り付け時と同一条件になるように設定が必要です。IO-Link機能を使えば、上位から一括設定が可能。製造品質に影響が出ないよう熟練者が日々行っている調整を数値化して管理できます。
センサを現場課題の見える化ツール"F-Scape"につなげることで、複雑なシステム構築をしなくてもプログラムレスで簡単に既存設備においてセンサデータの収集、遠隔監視ができます。
配管がいくつも並んでいる狭いスペースにも取り付けられます。
* アダプタは当社の専用品をご使用ください。 また、圧力センサに過大な脈動やサージ圧が想定される場合は、スロットル(別売)の装着を推奨します。
定期点検時など、配管から簡単に取り外すことができ、清掃しやすい構造です。
情報更新 : 2022/08/01