新たな価値の創出:OPC UAを、センサからクラウドまで
OPC UAを始めとする技術は、現在まで主にFAとITの橋渡しをする、上位接続・縦方向の相互接続に価値を提供してきました。今後はFAの中、製造現場・横方向の相互接続で価値提供を目指します。それがField Level Communicationイニシアティブ(FLC)の取り組みです。
出典:日本OPC協議会
OPC UAは、その価値が届けられる範囲を、技術とアプリケーションの両面で拡大することで、あらゆるものが「つながる、伝わる、安全に」が実現された世界を目指しています。
OPC UAを始めとする技術は、現在まで主にFAとITの橋渡しをする、上位接続・縦方向の相互接続に価値を提供してきました。今後はFAの中、製造現場・横方向の相互接続で価値提供を目指します。それがField Level Communicationイニシアティブ(FLC)の取り組みです。
出典:日本OPC協議会
FAの相互接続に用いるためには、リアルタイム性や高速性が必要です。これを実現するために導入される技術がTSN(Time Sensitive Networking)です。TSNは、IEEE802.1で標準化が進められているEthernetの新しい規格で、時刻同期や通信パケットのスケジューリングが実現できるようになります。これにより、標準Ethernetの良さを維持しながら、フィールドネットワークに求められるリアルタイム性を確保できることが期待されます。
OPC Foundationや、OPC Foundationの会員企業は、IEEEとも連携して、フィールドレベルまで適用できるOPC UA規格の策定に取り組んでいます。
出典:日本OPC協議会
OPC UAは、実際にインターオペラビリティを可能にするために、コラボレーションを積極的に行っていることは、この連載 第3回で紹介しました。その後もコラボレーションは拡大しています。2つの例を紹介します。
Umatiページ https://vdw.de/technik-und-normung/umati/
ドイツ工作機械工業会(VDW)が規格化を進めている、工作機械と上位のITシステムをつなぐ標準インタフェースで、OPC UAをコミュニケーションプラットフォームとして採用することが発表されました。
2019年9月に開催されたEMO Hannover 2019で、工作機械110台規模をumatiで連携させた実演デモが展示されました。その実演デモには、日本の工作機械メーカ7社を含む70社が参加しました。
HKI コラボレーションの紹介 https://opcfoundation.org/markets-collaboration/hki/
HKIはドイツの業務用厨房機器メーカが加盟する業界団体です。
HKIでは、業務用のコーヒーメーカ、オーブン、揚げ物機など13種類の厨房機器の情報モデルを策定し、相互接続性の向上や標準化されたデータ交換の実現を目指しています。