UHF帯RFIDならではの長距離交信を実現し、様々なサイズの製品が混在するようなライン、通過位置が異なる搬送台車などの個体検知を可能にします。
情報更新 : 2019/09/02
UHF帯RFIDならではの長距離交信を実現し、様々なサイズの製品が混在するようなライン、通過位置が異なる搬送台車などの個体検知を可能にします。
交信領域内に複数のRFタグが存在しても、交信したいRFタグと安定して交信する機能です。順々に流れてくるRFタグに対して、周囲に置いてある部品パレットのRFタグと交信することなく、順序どおりリーダライタの直前を通過する対象のRFタグのみと交信することができます。
(交信モード「フォーカス」設定時のみ)
V780シリーズのRFタグに加え、ISO/IEC18000-63(ISO/IEC18000-6 TypeC)対応のRFタグを使用可能です。
一部のRFタグにおいてはV780リーダライタとの交信評価を行っております。
※詳細は当社営業員までお問い合わせください。
複数台のリーダライタのうち1台をマスタに、残りをスレーブとして設定します。
上位機器からはマスタに設定したリーダライタにコマンドを送信すれば、あたかも1台のリーダライタの交信エリアを拡張したように扱えます。
入出ゲートにおけるパレット一括検品においてRFタグがパレットの左右どちらにつくか決まっていない場合、左右両側にリーダライタを設置することでどちらからでも読めるようになります。
自動車の組立工程でライン外の手直し車両や、完成検査後の出荷待機車両を探す場合、これまでは車両に載せていた紙で探していたため、所在検知に時間がかかっていました。車両のダッシュボード上にRFタグを置き、車両待機スペースの上部にリーダライタを設置し、タグを読みとることで車両の所在検知が短時間で行えます。
スレーブ側のリーダライタにスレーブ専用機 形V780-HMD68-ETN-JP-Sを使用すれば、広範囲な交信エリアを可能にするマルチリーダライタ機能用システムを低コストで構築できます。
※詳細は「システム構成」をご覧ください。
*1.「特許出願中/特許取得済」の表記は、日本で特許出願中または特許取得済であることを示しています。(2019年8月現在)
*2.マルチリーダライタ機能はVer.3以降に搭載しています。
リーダライタがRFタグと交信する際に必要な送信電力を測定して最適値に設定します。交信にはRFタグの動作のために十分な電力を送信する必要がありますが、必要以上に高い電力を送信すると、他のリーダライタの交信に影響をあたえる場合があります。V780は交信に必要な電力を送信し、かつ、他のリーダライタへの影響を最小限にするような送信電力を自動的に設定しますので、ひとつの工場で複数のリーダライタをご使用になるケースなどでお役に立ちます。設定はWebブラウザ画面上で簡単に実行することができます。
リーダライタとRFタグの設置位置を調整したり、交信領域を確認したい場合などに、交信状態が視覚的にわかる機能です。
ワークを複数個流して調整する際、パソコンに接続すれば、Webブラウザ上で受信レベルを時系列にグラフで確認できます。
リーダライタの点滅状態で受信レベルをお知らせします。パソコンのWebブラウザの受信レベルモニタを目視できない環境でも、リーダライタやRFタグの設置・調整が簡単にできます。
パソコンに接続し、Webブラウザ上で設定や状態をモニタリングできます。
画面上では、パラメータの設定や稼働中の交信状態、ノイズレベル表示、交信ログ履歴などを確認でき、メンテナンスやエラー復旧が簡単になります。
一覧表示では、過去8000件の交信診断履歴を確認できます。交信状態が不安定な場合は、想定原因や対処アドバイスが表示され、トラブルに対処できます。グラフ表示では、交信診断履歴の信号レベルとノイズレベルを確認することができ、交信不安定原因の特定に貢献できます。診断情報の履歴は、ファイルとして保存できます。
周囲環境から受ける電波干渉の度合いを確認できます。ご使用される環境で、ノイズ源を特定・対処することで、より安定した動作を実現することができます。
リーダライタのLEDで、交信状態がひと目でわかります。
また視認性の高い高輝度LEDを採用しており、遠く離れた場所からでも確認できます。
広い交信エリアで数メートル先の車体を安定検知。
UHF帯RFIDによる長距離交信とフォーカス機能により安定交信を実現します。
トラブルなく通過パレットを検知。
交信状態を「リアルタイム」に見えるLED表示灯で検知結果をその場で確認できます。
交信の安定度が「時系列」に見える受信電力モニタがお役立ち。専門知識なくても導入時の交信状況の確認ができます。
多品種生産のため個体管理を導入したい
高所なので一旦導入した後のメンテが気になる
視認性の高い高輝度LEDで運転状況を表示。
遠くからでも目視確認できます。
多品種生産のため個体管理を導入したい
機器内のノイズが影響しないか気になる
8000件のログから原因を見える化。チャネルモニタで万一のトラブル時でもパソコンからWebブラウザ上でノイズ状態を確認でき、原因特定に貢献します。
携帯電話・TVなどの電波は各国無線規則(電波法)にて管理されており、RFIDシステムも各国ごとの対応が必要です。V780シリーズは無線規則(電波法)対応国を拡大し続けています。使用可能国については、当社販売員までお問い合わせください。
最新の各国電波法認証取得状況を「規格認証/適合」ページでもご確認いただけます。
情報更新 : 2019/09/02