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セーフティ・ドアスイッチ 共通の注意事項


セーフティ・ドアスイッチは、ドアが閉じているなど、一定の条件が満たされない限り、機械が動作しないようにする直接回路動作機構の接点を有する機械的スイッチです。ここではセーフティ・ドアスイッチの共通の注意事項を説明します。

セーフティ・ドアスイッチ共通の注意事項スイッチ共通の注意事項

関連情報



各商品別の注意事項は、 各商品ごとの「正しくお使いください」をご覧ください。

注意

機械が動作し、傷害の恐れがあります。
扉が開いた状態で操作キーを入れないでください。

安全上の要点
  • 爆発性ガス、引火性ガスなどの雰囲気中では使用しないでください。
  • スイッチ本体については、埃や水などの浸入から保護されていますが、ヘッド部の操作キー挿入口へは異物が入らないようにしてください。早期摩耗、破損、誤動作など不具合の原因になります。
  • スイッチの耐久性は開閉条件により大きく異なります。使用にあたっては必ず実使用条件にて実機確認を行い、性能上問題のない開閉回数内にてご使用ください。
  • 起動回路に使用しないでください。(安全確認信号用としてご使用ください。)
  • 回路の短絡によるスイッチの破損を防ぐため、定格電流の1.5~2倍の遮断電流値のヒューズをスイッチと直列に接続してください。
    各形式の「定格/性能」欄に記載されている、安全規格認証定格でご使用の場合は、各形式で指定のヒューズをご使用ください。
  • 操作キーはドア開閉時に身体へ接触しない箇所へ取りつけてください。 傷害の恐れがあります。
  • スイッチ機能が十分に発揮されないことがあります。製品を落下させないでください。
  • 正常動作を損なう恐れがありますので、いかなる場合でも製品の分解・改造は行わないでください。
使用上の注意

操作キーについて

  • ヘッド部は、ドライバなどにて動作できないよう構造的に配慮しておりますが、専用操作キー以外での操作はスイッチの破損要因、装置の安全性のためにも行わないでください。
  • 当社専用操作キー以外のものはご使用にならないでください。
    専用操作キー以外での操作はスイッチの破損を招くので、装置の安全性のためにも行わないでください。
  • 操作キーをスイッチ本体にセットした状態にて、キー先端に過度の荷重印加または落下などされますとキーが変形、または本体破損の原因となります。

扉の固定について

扉の閉じているとき(操作キー挿入時)、扉の自重や機械の振動、緩衝用ゴムなどにより、扉(操作キー)が動作・ロック位置(セットゾーン)を越えて開こうとすると早期破損、誤動作の原因となります。
また、電磁ロックタイプの場合、ロックを解除する際に操作キーに荷重がかかっていると、ロックがはずれない場合があります。
スイッチを直接扉のロック部材としないよう動作・ロック範囲(セットゾーン)内に止め金などで扉を固定してください。

使用環境について

  • このスイッチは屋内仕様です。屋外で使用した場合、スイッチ故障の原因となります。

  • 悪性ガス(H2S、SO2、NH3、HNO3、Cl2など)や高温高湿の雰囲気は接点接触不良や腐食による破損などを生じる原因となるので使用しないでください。
  • 下記の環境では使用しないでください。
    ・温度変化の激しい場所
    ・湿度が高く、結露が生じる恐れのある場所
    ・振動の激しい場所
    ・防護扉内側での切粉、加工屑、油、薬品のかかる場所
    ・シンナー、洗剤などの溶剤がかかる場所
    ・爆発性ガス、引火性ガスなどの雰囲気中

スイッチの保管について

スイッチを保管する場合は、悪性ガス(H2S、SO2、NH3、HNO3、Cl2など)や塵埃、高温多湿を避けてください。

その他

  • シールゴムのズレや浮き、および異物の付着があるとシール性を損ないます。異常のないことを確認し使用してください。
  • 定期点検を計画的に行ってください。
  • 負荷電流は定格値以下でご使用ください。
  • シール性が低下する恐れがあります。正規のカバー取りつけねじ以外は使用しないでください。

最終更新日:2024年04月22日