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サムロータリスイッチ 用語解説


サムロータリスイッチは、文字車を回転して接触子を開閉する設定用スイッチです。ここではサムロータリスイッチの用語を解説します。

概要用語解説

関連情報



●出力コードについて

用語意味
10進コード(decimal code)10進法を用いたコード。 0、1、2、3、4、5、6、7、8、9が用いられる。
2進化10進コード(binary-coded decimal code)10進法の各けた数字を2進コードであらわしたもの。 BCDコード。
2進化16進コード(binary-coded hexadecimal code)16進法の各けた数字を2進コードであらわしたもの。
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、Fが用いられる。

●ダイヤルの「+」「-」表示について

(-PMタイプ)

06タイプ(2進化10進コード)で表示が「0、1、2…9」のかわりに「+、-、+…-」としたタイプも製作可能です。
このタイプは形式がA7□-206-PMもしくはA7□-206-PM-1となります。下図はA7BS-206-PMの例で、本体の出力端子1とCOM端子間を2進コードとして使用します。

サムロータリスイッチ本体
形A7BS-206-PM

形A7BS-206-PMの例

形式本体/コネクタCOM.の端子番号COM.と接続される端子番号
形A7BS本体C1248
コネクタ24567
ダイヤル+(0)
−(1)
+(2)
−(3)
+(4)
−(5)
+(6)
−(7)
+(8)
−(9)

注1. ●印は内部スイッチON状態を示します。
2. ( )内の数字は形A7BS-206のときのダイヤル表示です。

●ストッパつきについて

任意のポジション間にロータの回転をロックするための機構で、組立時にセットするものと、外部で任意に設定できるものとがあります。
たとえば0~9までの表示を、0~5の範囲以外回転しないようにしたものです。

・形式末尾に-S□□をつけ、□□には設定数値の範囲を記入します。
例:形A7PS-203-S05

・ストッパつきの製作可能な機種は、形A7DP、形A7D、形A7BS、形A7BL、形A7PS、形A7PHです。個別の形式は当社までお問い合わせください。

・形A7BS-□-Sは外部より、お客様にて任意に設定いただけるストッパ・ピンがついています。

・形A7MD、形A7CN-1、形A7CN-2、形A7CN-L2シリーズのストッパつきは製作できません。

●ダイオード付きについて

-D(カソードコモン)

〔対象形式〕

・形A7BS-207/-255

・形A7BL-207

・形A7PS-207/-225

・形A7PH-207

-D1(アノードコモン)

〔対象形式〕

・形A7BS-207

・形A7PS-207

・形A7PH-207


最終更新日:2024年03月01日