GHG排出量低減

GHG排出量低減のため電力見える化のニーズが高まっています

2023/08/30 更新

導入効果

オムロン綾部工場では、環境情報と生産情報の常時一元監視、生産性向上の取り組みの結果2010年から2021年の10年間でエネルギー生産性を約1.6倍に向上させることができました。

エネルギー生産性とは

一般的にエネルギー消費を減らすと、生産量も減ってしまい事業成長も難しくなってしまいます。そこで私たちは、製造時のエネルギー消費を減らしながら生産性を向上し、生産量を増やすというエネルギー効率をはかるための指標「エネルギー生産性」に着目しました。エネルギー生産性を向上させることにより、温室効果ガス(GHG)排出量の削減と事業成長の両立を目指します。

エネルギー生産性が向上しているということは、同じ量の製品を「1ライン減らしても生産できるようになった」とか「生産時間が短縮された」といった事と同義になり、エネルギー消費の削減につなげることができます。まずは電力量を見える化することで工場・フロア・工程・装置単位でのエネルギー消費量を把握することが出来ます。見える化された電力量をもとに、エネルギー生産性向上の取り組みを加速することができ、GHG排出量削減に貢献できると考えています。

電力の見える化

エネルギー生産性を向上させるためにはエネルギー削減(稼働時間の最適化・省エネ化)を進める必要があります。そのためには「見える化」を進め現状を把握する必要があります。 この「見える化」によって改善領域の抽出を行うことができます。

電力の見える化を進める際に、工場長から現場のオペレータで監視したいKPIが異なる場合が多々あります。そこで各役職・各部門などのくくりでKPIを見える化すると各部門の取り組み効果が明確になり省エネ効果が加速されます。

さまざまなエネルギーデータを収集し 監視・分析 環境あんどんEQS-AD10-E

エネルギー生産性を向上させる第一歩の見える化のための機種

電力モニタ

制御盤の省エネを実現しGHG排出量低減に貢献できる機種

スイッチング・パワーサプライ

制御盤内で動作している多くの機器はそれぞれの機器内部で消費され熱として失われる消費電力というものがあります。中でもDC電源はその消費電力が大きい機器のひとつです。

*1. 弊社制御盤モデルに使用されている機器での消費電力の割合(2023年5月当社調べ)
より効率の高いDC電源を使用することで、制御盤内消費電力を削減し、結果としてCO2排出量の低減につながります。

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