公共的・社会的に重大影響を及ぼす機器や、医療機器など人命及び人身の損傷に影響を及ぼす可能性のある用途には使用しないでください。
ブロック電源DCバックアップブロック
※ このページの記載内容は、生産終了以前の製品カタログに基づいて作成した参考情報であり、製品の特長 / 価格 / 対応規格 / オプション品などについて現状と異なる場合があります。ご使用に際してはシステム適合性や安全性をご確認ください。
情報更新 : 2010/08/02
公共的・社会的に重大影響を及ぼす機器や、医療機器など人命及び人身の損傷に影響を及ぼす可能性のある用途には使用しないでください。
本製品は常時AC電源が投入されているアプリケーションでの、短時間のバックアップを想定しています。AC電源をOFFする場合や数時間に及ぶ停電時は、カタログの「●バッテリの過放電について」記載事項を実施ください。極端にバッテリ寿命が短くなったり、再充電できずバックアップ不能となる場合があります。
バッテリの過放電を防止するために、カタログの「●バッテリの過放電について」記載事項を実施ください。過放電状態になると、極端にバッテリ寿命が短くなったり、再充電できずバックアップ不能となる場合があります。
バッテリを密閉した場所、火花を発生するもの(コンタクタ、リレー、静電気など)の近くで使用しないでください。バッテリは充電により引火性ガスを発生することがあり引火・爆発することがあります。
形S8T-DCBU-01の端子ねじの締めつけトルクは、1.08N・m、コネクタねじ・ねじフランジの締めつけトルクは0.20N・m としてください。ねじが緩むと発火の恐れがあります。
バッテリホルダの端子ねじの締めつけトルクは、0.74N・mとしてください。ねじが緩むと発火の恐れがあります。
連結しないバスラインコネクタ挿入部のコネクタカバーは取りはずさないでください。感電の恐れがあります。
基本ブロックとDC バックアップブロックを連結する時は、スライダおよびレールストッパをロックしてください。ロックが完全でない場合、振動などにより連結がはずれ、感電の恐れがあります。
形S8T-DCBU-01とバッテリ間には、負荷,コンデンサ等を接続しないでください。充電不足や過放電、バックアップ運転切換時の過電流保護機能の誤動作により、バッテリ寿命が極端に短くなったり、バックアップ動作を行わない場合があります。
指定以外のバッテリは使用しないでください。指定以外のバッテリを使用した場合、発煙・発火することがあります。
移行性可塑剤を含む樹脂をバッテリに接触させないでください。
バッテリが割れて液もれの原因となります。
バッテリをバッテリホルダに取りつけるときに、金属工具を使用する場合は、ビニールテープなどで絶縁処理したものをご使用ください。短絡により発生する熱や火花がやけど、バッテリの破損、引火・爆発の原因となります。
バッテリは正しく接続ください。接続を間違えると発煙・発火の原因となる恐れがあります。
バッテリホルダは指定通りの方向で設置・輸送ください。指定方向以外で設置・輸送すると、バッテリが液漏れする恐れがあったり、バッテリが液漏れしたときの保護ができず発煙、発火の原因となります。
バッテリは使用周囲温度が40℃を超える場所で使用しないでください。バッテリが急速に劣化し、火災などを起こすことがあります。(バッテリの使用温度範:0~40℃)
腐食性ガスが入る可能性がある場所では使用しないでください。腐食性ガス雰囲気中で放置または使用されると、スイッチ・リレーの接点表面が腐食し接触不安定や接触障害を発生し、バッテリの充電やバックアップ運転ができない場合があります。またバッテリに腐食性ガスが入ると最悪の場合は火災の原因となります。
バッテリは新旧、形式、残容量の異なるものを混ぜて使用しないでください。発煙・発火の原因となります。
負荷側の突入電流が頻繁に発生するアプリケーションでの使用は避けてください。内部素子の劣化・破損を招く恐れがあります。
バッテリの取り扱い注意事項を確認のうえ、バッテリをご使用ください。バッテリは取り扱いを誤ると危険になる場合があります。
通電中や電源を切った直後は触らないでください。
高温で火傷の恐れがあります。
通電中はDCバックアップブロックの増設・分離をしないでください。感電の恐れがあります。
緊急時に装置を停止する場合は、AC電源をOFFし、バッテリを切り離してください。AC電源をOFFするのみでは、バッテリから電源が供給され、接続されている装置は停止しません。装置の破損、ケガの原因となる場合があります。
寿命が尽きたバッテリはすぐ交換してください。
使用を続けると火災を起こすことがあります。
バッテリから変な音や臭いがした時、煙が出た時、液体が漏れた時は、バッテリホルダのスイッチをOFFしてください。このような状態で使用すると火災を起こすことがあります。
バッテリから液体が漏れている場合、液体に触らないでください。
失明したり、火傷をする危険があります。目や皮膚に付いてしまったら、すぐに大量のきれいな水で洗い流し、医師の診察を受けてください。
バッテリホルダは振動・衝撃のないところでご使用ください。振動・衝撃によりバッテリの性能劣化の原因になる恐れがあります。
電源を入れた状態で分解したり、内部に触ったりしないでください。感電の恐れがあります。
保守を行う場合は、AC電源をOFFする前に、バッテリを切り離してください(カタログの「●バッテリの過放電について」参照)。
AC電源のみをOFFすると、バッテリから電源が供給され、接続されている装置は停止しません。
バッテリ、バッテリホルダ取りつけ時、バッテリ交換時にバッテリを落下させないように注意ください。落下によって、ケガ、液漏れ発生によるやけどの危険があります。
可燃性ガスがある場所でバッテリ取りつけ・交換をしないでください。バッテリを接続する際、火花が飛び、爆発・火災の原因になる恐れがあります。
バッテリの分解、改造はしないでください。希硫酸が漏れ、触れると失明、やけどの恐れがあります。
バッテリを金属物でショートさせないでください。
感電、発火、やけどの恐れがあります。
バッテリの廃棄・回収(リサイクル)に際しては、自主規制または法規制により定められた方法に従ってください。
火中に投棄すると爆発の恐れがあります。
・取りつけに際して、機器の長期信頼性を向上させるために、放熱に十分留意してください。自然対流方式ですので、電源本体周囲の空気が対流するよう取りつけてください。
・取りつけ加工中に切粉が製品内に入らないようにしてください。
・通電前には、加工時に覆ったシートなどを必ず取りはずして放熱に支障がないことを確認ください。
・DCバックアップブロックは、連結ブロックの右端または左端に接続してください。
・設置時に充電電圧切替スイッチ、過電流保護動作点切替スイッチが正しく設定されているか確認ください。
・アースは完全にとってください。アースが不完全な場合、感電や誤動作の恐れがあります。
・入出力端子など誤配線のないようにご注意ください。
・端子締めつけ時に100N 以上の力で端子台、コネクタターミナルを押さえつけないでください。
・異物による端子間のショートを避けるため、端子カバーを閉じてご使用ください。
・負荷の異常による配線材の発煙・発火を防ぐために負荷線およびバッテリ接続線は次表の線材をご使用ください。
過電流保護動作点
切替スイッチ |
形S8TS-06024□
接続台数 |
推奨使用線径 |
---|---|---|
5.7A(TYP.) | 1、2 | AWG14~18(断面積0.823~2.081mm2) |
3 | AWG14~16(断面積1.309~2.081mm2) | |
11.7A(TYP.) | 3、4、5 | AWG14(断面積2.081mm2) |
・振動・衝撃の激しい場所では使用しないでください。特にコンタクタなどの装置は振動源になりますので、周囲から極力離して設置してください。また、エンドプレート(形PFP-M)を本体の両端に取りつけてください。
・強い高周波ノイズを発生する機器からは離して取りつけてください。
下記の場所での使用および保管は故障や誤動作、特性劣化の原因となりますので避けてください。
・直射日光のあたる場所での使用
・周囲温度がディレーティング曲線の範囲を超える場所での使用
・相対湿度が25~85%の範囲を超える場所、温度変化が急激で結露するような場所での使用
・周囲温度-25~+65℃、または相対湿度25~90%の範囲を超える場所での保管
・製品内に液体や異物、腐食性ガスや可燃性ガスが入る可能性のある場所での使用
・バッテリを取りつけた状態でのバッテリホルダの使用、保管環境については、バッテリの規定に従ってください。
バッテリを保管される場合は、下記の2点をお守りください。
・バッテリホルダのスイッチをOFFしてください。
形S8T-DCBU-01の待機電流により放電が進行します。
・バッテリメーカーが指定する期間毎に充電を行ってください。
バッテリは保管中も自己放電により放電が進行します。
バスラインコネクタに落下など強い衝撃を加えないでください。
支持レールに取りつける場合は、レールストッパがカチッと音がするまで下げ、(A)部をレールの一端にひっかけ(B)方向に押し込んでレールストッパを上げてロックしてください。
取りはずす場合は、(C)部に(-)ドライバを差し込み、引きはずしてください。
形S8T-DCBU-01が正常に動作しない場合、下記の要因が考えられます。該当項目についてお確かめください。
どこで | 現象 | 内容 | 処置 |
---|---|---|---|
設置時 | 形S8T-DCBU-01が連結できない。 | バスラインコネクタには形S8TSの12V、5V仕様との誤接続防止のためセレクタを設けています。このため仕様が合ってない場合はうまく連結できません。 | バスラインコネクタ(付属)のセレクタを24Vに設定してください。 カタログの「●形S8T-BUS03について」を参照ください。 |
動作確認時 カタログの 「●動作確認」を 参照ください。 |
動作確認手順2で形S8T-DCBU-01の出力表示灯が点灯しない。 | 形S8T-DCBU-01は連結された形S8TS-06024□の出力により動作します、入力電圧は付属のバスラインコネクタにより接続されるためバスラインコネクタが接続されていないことが考えられます。 | バスラインコネクタ(付属)により形S8TS-06024□と連結ください。 カタログの「■商品の基本構成」を参照ください。 |
動作確認手順2で連結している形S8TS-06024□が動作しない。 | 形S8TS-06024□の間に形S8T-DCBU-01を連結していることが考えられます。 | 形S8T-DCBU-01を接続するバスラインコネクタ(形S8T-BUS03)はACラインは接続されません。形S8T-DCBU-01は連結ブロックの右端、もしくは左端に接続してください。 | |
動作確認手順3で通電後10s以上経ってもバッテリ状態表示が点灯する。 | バッテリの+、−を間違えて接続したことが考えられます。 | バッテリの+、−を正しく接続してください。 カタログの「●バッテリ誤接続保護機能」を参照ください。 |
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バッテリ電圧が低い(約22.5V以下)ことが考えられます。(バッテリの自己放電、形S8TDCBU-01の待機電流により放電が進行したことが考えられます。) | バッテリ接続端子の電圧を確認し、18.5V以下の場合は、バッテリを交換してください。 今後は、カタログの「●バッテリの過放電について」記載事項をお守りください。 |
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バックアップON/OFF入力が開放していることが考えられます。 | バックアップON/OFF入力を短絡してください。(出荷時は短絡されています) カタログの「●バックアップON/OFF入力機能」を参照ください。 |
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接続されている形S8TS-06024□の過電流保護が動作していることが考えられます。 | 形S8T-DCBU-01でエネルギーが消費されるため形S8TS-06024□の連結台数分の負荷は容量は取れません。形S8TS-06024□を1台追加してください。 カタログの「●ディレーティング曲線」を参照ください。 |
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形S8T-DCBU-01の過電流保護動作点切替スイッチが低く設定されていることが考えられます。 | 形S8TS-06024□を3台以上連結した場合は、切替スイッチを11.7A(TYP.)にしてください。 (出荷時は切替スイッチを5.7A(TYP.)に設定しています) カタログの「●過電流保護動作点切替スイッチについて」を参照ください。 |
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連結している形S8TS-06024□の出力電圧調整トリマの設定が出荷時より低く設定されていることが考えられます。 | 形S8T-DCBU-01は形S8TS-06024□の出力低下を検出しバックアップ動作に移行します、 形S8TS-06024□の出力電圧調整トリマを調整し、無負荷状態での出力を24.5V以上に設定してください。 カタログの「●形S8TS-06024□の出力電圧設定について」を参照ください。 |
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動作確認手順5でバックアップ動作しない。 | バックアップ時の突入電流により、バッテリ側のヒューズが溶断したことが考えられます。 | バックアップ切り替わり時の突入電流を考慮しヒューズ選定ください。推奨のバッテリホルダ(形S82Y-TS01)は突入電流を考慮したヒューズを選定しています。 カタログの「●バッテリホルダ(形S82YTS01)について」を参照ください。 |
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使用中 | 停電が復帰してもバックアップ状態が戻らな い。 |
形S8TS-06024□の保護機能が動作して、形S8TS-06024□が停止していることが考えられます。 | 形S8TS-06024□の保護機能を解除してください。(形S8TS-06024□の電源入力をOFFし1分以上放置後、入力電圧を再投入する) |
バックアップ中に出力がしゃ断した。 | バッテリの電圧が放電により低下して、バックアップ停止機能が動作したことが考えられます。 | バックアップ中に必要な処置は、バッテリ状態表示灯が点灯するまでに完了するようにしてください。 | |
バックアップ中に負荷の変動により過電流状態になっていることが考えられます。 | 負荷容量については余裕をもった使い方をしてください。 | ||
バックアップ動作と通常動作が交互に繰り返 される。 |
形S8TS-06024□を複数台接続している場合に、形S8TS-06024□が故障したことが考えられます。 | 故障している形S8TS-06024□を交換してください。 カタログの「●バックアップ機能について」を参照ください。 |
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通常時に負荷の変動により形S8TS-06024□が過電流状態になっていることが考えられます。 | 負荷容量については余裕をもった使い方をしてください。 | ||
通電後24時間以上経過しても、バッテリ状態表示が点灯し続ける。 | AC電源をOFFした期間に、バッテリの自己放電、形S8T-DCBU-01の待機電流により放電が進行したことが考えられます。 | バッテリを交換してください。 今後は、カタログの「●バッテリの過放電について」記載事項をお守りください。 |
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バッテリ点検時 | バックアップ時間が短い。 | 頻繁にバックアップ動作(夜間、休日のAC電源OFF時)を行ったことが考えられます。 | バッテリを交換してください。 今後は、カタログの「●バッテリの過放電について」記載事項をお守りください。 |
バッテリの寿命が考えられます。 | バッテリは定期的に交換してください。 カタログの「■バッテリ交換について」を参照ください。 |
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バッテリを接続した状態で、AC電源をOFFした期間が長時間継続したことが考えられます。 | バッテリを交換してください。 今後は、カタログの「●バッテリの過放電について」記載事項をお守りください。 |
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バッテリの特性により低温時にはバックアップ時間が短くなります。 | 使用環境でのバックアップ時間をご確認のうえご使用ください。 | ||
バッテリ電圧が極端に低い。 | バッテリを接続した状態で、AC電源をOFFした期間が長時間継続したことが考えられます。 | バッテリを交換してください。 今後は、カタログの「●バッテリの過放電について」記載事項をお守りください。 |
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直列使用している2つのバッテリの電圧が極端に差がある。 | バッテリの異常が考えられます。 | 両方のバッテリを交換してください。 |
情報更新 : 2010/08/02