KM-D1を安全に使用するために、以下のことを守ってください。
(1)下記の環境では保管、設置、使用しないでください。
・振動、衝撃の影響が大きいところ
・屋外または直射日光、風雨にさらされるところ
・仕様範囲外の温湿度のところ
・温湿度変化が激しく、結露や氷結の恐れがあるところ
・静電気やノイズの影響を受けるところ
・電界および磁界の影響を受けるところ
・腐食性ガス(特に硫化ガス、アンモニアガス)のあるところ
・粉塵、鉄粉などの多いところ
・冠水、被油のあるところ
・塩水飛沫のあるところ
・溶解性液体のあるところ
(2)取扱いおよび保守は取扱説明書をよく理解してから行ってください。
(3)マニュアルを理解して、機器の設定をしてください。
(4)本製品は、「class A」(工業環境製品)です。住宅環境でご使用されると、電波妨害の原因となる可能性があります。その場合には電波妨害に対する適切な対策が必要になります。
(5)専用CT および専用CT ケーブルは必ず弊社指定のものをご使用ください。
(6)専用CTは600V以下の低圧回路で使用してください。
(7)作業者がすぐ電源をOFFできるよう、IEC60947-1およびIEC60947-3の該当要求事項に適合したスイッチまたはサーキットブレーカを設置し、適切に表示してください。
推奨条件は定格電流1Aのブランチサーキットブレーカです。
(8)ケーブルを引っ張らないでください。
(9)接地された金属に触るなどの静電気対策を行った上で製品に触れてください。
(10)機器を使用する前には必ず配線の確認を行った上で、電源を投入してください。配線の不良などにより感電、けが、事故、故障、誤動作の恐れがあります。
(11)端子番号を確認し、正しく配線してください。使用しない端子には何も接続しないでください。
(12)発熱機器(コイル、巻線を有する機器等)と近接して取り付けないでください。
(13)電源電圧コネクタへの配線はAWG24~14の電線を使用してください。通信コネクタへの配線はAWG28~16の電線を使用してください。また、フェルール端子を使用する場合は電線径に適合するものを使用してください。
(14)通電する前に、仕様と配線に間違いがないことを確認してください。
(15)DINレールは、35mm幅(オムロン製 形PFP-50N/-100N)を使用してください。
(16)DINレールに取付ける際は、DINフックを音がするまで確実にスライドさせてください。
(17)DINレールは、ねじで緩みがないように取り付けてください。また、DINレールと本体との取り付けも確実に行ってください。 緩みがあると、振動・衝撃等でDINレール、製品本体、配線が外れる原因となります。
(18)誘導ノイズを防止するために、本製品への配線は、高電圧、大電流の動力線とは分離して配線してください。また、動力線との並行配線や同一配線を避けてください。配管やダクトを別にする、ツイストペア線を使用するなどの方法も効果があります。