情報更新 : 2021/02/15
1.軽度の発火が万一の場合起こる恐れがあります。入出力端子など誤配線のないように接続してください。
2.配線材の発熱が内部部品の温度を上昇させ、部品の劣化や破損する恐れがあります。使用する電流に合わせて線材を選定してください。また配線材の発熱・発火を防ぐために下記の配線材、電線被覆の剥きしろを推奨します。端子台に適合する線径は下表を参照ください
3.短絡および過電流状態での使用が継続しますと、稀に内部素子の劣化や破損をまねく恐れがありますのでご注意ください。
4.端子締め付け時に75N以上の力で端子台を押さえつけないでください。
5.出力電流定格を超えない範囲でご使用ください。負荷短絡時は電源2台分の短絡電流が流れます。出力配線は2台分の短絡電流に対して問題の無いものを使用してください。配線の電流容量が不足する場合は、出力側にヒューズを接続してください。
推奨ヒューズ 形S8VK-R10:15A
形S8VK-R20:30A
速断型
形S8VK-R20で出力端子の電流定格を超える場合は必ず複数の端子を同時にご使用ください。
6.内部部品の破損が起こる恐れがあります。信号出力の定格電流を超える状態では使用しないでください。
7. JIS規格のドライバーでは軸径が大きく、使用できない場合がありますので、細軸タイプのドライバーをご利用ください。
・温度-40~+85℃、相対湿度0~95%で保管してください。
・内部部品の劣化・破損が稀に起こる恐れがあります。取りつけ方向ごとの使用温度範囲を超える状態では使用しないでください。
・相対湿度0~95%の場所で使用してください。
・直射日光の当たる場所では使用しないでください。・製品内に液体や異物、腐食性ガスが入る可能性がある場所では使用しないでください。
・振動・衝撃の激しい場所では使用しないでください。特にコンタクタなどの装置は振動源になりますので、周囲から極力離して設置してください。
・強い高周波ノイズやサージを発生する機器から離して取りつけてください。
注1. 電線被覆外径は推奨フェルール端子の絶縁スリーブ内径よりも小さいことを確認してください。
2. 信号出力端子にはご使用いただけません。
・取りつけにあたっては機器の長期信頼性を向上させるために、放熱に十分留意してください。
・自然対流方式ですので、本体周囲の大気が対流するように取りつけてください。
・形S8VK-Gとは密着取りつけでご使用いただけます。(安全規格認証対象外)形S8VK-G同士は密着取りつけはできません。DINレールに取りつける場合は、レールストッパがカチッと音がするまで下げ、A部をレールの一端にひっかけB方向に押し込んでレールストッパを上げてロックしてください。
取り外す場合は、C部にマイナスドライバを差し込み、引き外してください。
・本製品は内部にヒューズを実装しています。推奨電源以外の電源を使用した場合、負荷の状態により内部ヒューズが溶断することがあります。本製品には推奨電源以外の電源を接続しないでください。
推奨電源
・S8VKシリーズ
・S8VSシリーズ
・S8FSシリーズ
・冗長システムを構築する場合は決して電源の定格電流を超える状態では使用しないでください。片側の電源がダウンした場合負荷側の電圧が確保できない恐れがあります。
・接続する電源は同じ形式のものをご使用ください。
・万一の場合、内部部品の劣化・破損が考えられますので、負荷側の突入電流、過負荷状態が頻繁に発生するアプリケーションには使用しないでください。
・形S8VK-R は、入出力端子一括・グランド端子間および信号出力端子・グランド端子間でAC1kV、入出力端子一括・信号出力端子間でAC0.5kV、1分間の耐圧試験に耐えるよう設計されています。
注.
・フォトスイッチ出力
DC30V max.、50mA max. ON時残留電圧2V以下、OFF時漏れ電流 0.1mA以下
・信号出力回路は正しく配線してください。
・信号出力回路は内部に電流制限回路を備えていませんので、出力電流が50mAを超えないように注意してください。
・配線後は正常に動作することを確認してください。
・冗長OK表示・信号出力は、2台の電源の電位差から冗長状態を確認する目安であり、冗長状態を保証するものではありません。定期的に2台の電源の出力電圧をご確認ください。
・電圧バランス表示は電流バランスを保証するものではありません。機種によりバランスの度合いが異なるため電流バランスを取って動作させる場合は各電源から形S8VK-Rの配線については同じ太さ・長さのものを使用した上で、各電源の出力電流を確認してご使用ください。
・電圧バランス表示を見て電圧調整する際は片方の電源のみ電圧調整してご使用ください。両方の電源の電圧を調整する場合は必ず出力電圧を確認してご使用ください。
・接続された電源のうち片方だけに、1次側の電圧を印加した状態で形S8VK-Rの出力電圧を測定し、所定の出力電圧となるよう電源の出力電圧を調整してください。
・次にもう一方の電源に1次側の電圧を印加し、“BALANCE”表示が点灯するように後から電力を投入した電源の出力電圧を調整してください。
・これにより所定の出力電圧に対して2台の電源の出力電圧差が50mV以内となるよう調整することができます。
・信号出力・状態表示LEDが不安定な動作になることがあります。下記のような接続が可能です。
納入品の保証期間は当社工場出荷後3年と致します。
次の範囲を使用条件とします。
1. ディレーティング曲線の範囲内
2. 取りつけ方法:標準取りつけ
上記保証期間中に当社側の責により故障を生じた場合は、その商品の故障部分の交換または修理を、その商品のご購入あるいは納品場所において無償で行わさせていただきます。
ただし、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
(1)本カタログまたは別途取り交わした仕様書などにて確認された以外の、不適当な条件・環境・取り扱い並びに使用による場合。
(2)故障の原因が納入品以外の事由による場合。
(3)当社以外による分解・改造または修理による場合。
(4)商品本来の使い方以外の使用による場合。
(5)当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった事由による場合。
(6)その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合。
予防保全のための推奨交換時期は商品の使用設置環境等に大きく影響されますが、推奨交換時期は20年(*)を目安にしてください。お客様での商品寿命を超えてのご使用による故障や事故などを防止するためにも、推奨交換時期内での早めの交換をお奨めいたします。ただし、推奨交換時期はあくまでご参考情報であり、商品の寿命を保証するものではありません。
*定格入力電圧、周囲温度40℃以下、標準取りつけ状態の場合です。
情報更新 : 2021/02/15