部品トレイの通過検知
現場の課題
自動車部品が入ったトレイの通過を透過形の光電センサで検知しています。設置や光軸合わせ、配線などの工数とコスト低減のため、反射形にしたいのですが、一般的な反射形光電センサは、「検出距離が短い」「ワークの色の影響で誤検出する」「センササイズが大きい」といった課題があり、導入できません。
改善
TOF方式(*1)を採用した距離設定形の反射形光電センサ E3AS-Fシリーズで部品トレイの通過検知を行います。
(*1) TOFとは“Time of Flight” の略称です。
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改善の内容
E3AS-Fシリーズの検出距離は50~1500mmと従来の拡散反射形や距離設定形に比べて長距離を実現。光がワークで反射し、受光するまでの時間差を距離に換算して検出するTOF方式のため、ワークの色・材質の影響を受けません。さらに、少ない受光量でも検出できるため、黒ゴムなどの低反射ワークであっても、長距離検出が可能です。取付穴ピッチは業界標準25.4mmの小型サイズ。従来の透過形に比べ、設置や光軸合わせ、配線などの工数が削減でき、購入コストも低減できます。
改善のポイント
距離設定形の反射形光電センサ E3AS-Fシリーズは、色や材質の影響を受けずに設定距離で検出するため、ワーク毎の評価や調整時間を削減します。さらに透過形と比べて取りつけ工数を1/2にできるので、立ち上げ時間を短縮することができます。
また、今までの長距離反射形センサはサイズが大きく、取りつけ箇所に制約がありましたが、圧倒的な小型化を実現したE3AS-Fシリーズなら取り付け箇所を選ばないので設計自由度の向上に貢献します。
事例はご参考ですので、「適合性等」については保証いたしかねます。詳細は免責事項をご覧ください。
- 事例番号
- ap10011